- 資金管理の重要性がわかる
- 勝てるトレーダーの資金管理法がわかる
- 資金にまつわるテクニックがわかる
バイナリートレーダーの武田雄太です。
バイナリーオプションで勝ち続けるための重要な要素のひとつに「資金管理」というものが挙げられます。
バイナリーオプションに限らず投資では、いかに「自分の資金をうまく運用して、増やしていくか」ということが非常に重要です。
そのため、資金をどのように運用していくかの指針として、掛け金や損益などの資金管理をおこなっていく必要があるんですね。
また、資金管理を疎かにしていると、自分の現在の資金状況が分からなくなり「知らず知らずのうちに損失を出していた」ということも十分に考えられます。
そこで今回は、バイナリーオプションにおける資金管理の重要性と勝てるトレーダーが利用する資金管理法を徹底的に解説していきます。
また、バイナリーオプションでの資金にまつわるテクニックについても合わせて解説するので、この記事を読めば、資金に関する悩みごとは解決するはずです。
なお、この記事の理解を深めるために僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」という教科書を併せて読むことをおすすめします。
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バイナリーオプションの資金管理とは?
バイナリーオプションにおける資金管理とは、現在自分の資金がどのように運用されているかを把握し、利益を増やすために最善の資金運用をすることです。
資金管理には大きく分けて以下の2つの考え方があります。
◇資金管理の考え方
- どのように資金を運用すれば、無理なく利益が出るかを把握する
- 自分の資金運用状況を把握し、現在の損益を把握する
つまり、資金管理とは、現在の損益の状況を把握し、どうすれば無理なく利益を出していくことができるかを考えていくということです。
バイナリーオプションで資金管理が重要な理由
当然ですが、バイナリーオプションでは勝率100%を出すことは不可能なので、どうしても負ける取引が存在します。
そのため、資金管理をおこなっていないと、勝率が高くても損失が出るというようなことが起こりかねないんです。
まずは以下の例を見てください。
◇条件
- ペイアウト率:1.85倍
- 基本の掛け金:10,000円
トレード回数 | 掛け金 | 勝ち負け | 損益 |
1回目 | 10,000円 | 勝ち | +8,500円 |
2回目 | 10,000円 | 勝ち | +17,000円 |
3回目 | 20,000円 | 勝ち | +34,000円 |
4回目 | 20,000円 | 負け | +14,000円 |
5回目 | 10,000円 | 勝ち | +22,500円 |
6回目 | 10,000円 | 負け | +12,500円 |
7回目 | 10,000円 | 勝ち | +21,000円 |
8回目 | 10,000円 | 勝ち | +29,500円 |
9回目 | 20,000円 | 負け | +9,500円 |
10回目 | 10,000円 | 負け | ー500円 |
この例は資金管理をおこなわずに掛け金をバラバラにエントリーしているトレーダーの10回のトレードを表にしたものです。
単純な勝率でいうと10戦6勝しているため60%のはずですが、最終的に損失が発生しています。
おそらくこのトレーダーの心理は以下のようなものでしょう。
◇表のトレーダーの心理
- 1回目〜2回目で2連勝したことで強気になり掛け金を上げた
- >4回目のトレードで負けてしまい資金が減ったので怖くなり掛け金を戻した
- 回目〜8回目のトレードで2連勝したことで再度強気になり掛け金を上げた
- 9回目のトレードで負けたことで再度怖くなり掛け金を戻した
資金管理をせずに、状況によって、なんとなくの感覚で掛け金を決定し、最終的に資金を減らしているというわけです。
では、このトレーダーがもし掛け金を一定にしていたら損益はどうなっていたでしょうか。
トレード回数 | 掛け金 | 勝ち負け | 損益 |
1回目 | 10,000円 | 勝ち | +8,500円 |
2回目 | 10,000円 | 勝ち | +17,000円 |
3回目 | 10,000円 | 勝ち | +25,500円 |
4回目 | 10,000円 | 負け | +15,500円 |
5回目 | 10,000円 | 勝ち | +24,000円 |
6回目 | 10,000円 | 負け | +14,000円 |
7回目 | 10,000円 | 勝ち | +22,500円 |
8回目 | 10,000円 | 勝ち | +31,000円 |
9回目 | 10,000円 | 負け | +21,000円 |
10回目 | 10,000円 | 負け | +11,000円 |
掛け金を一定にしていた場合、同じ勝率でも見事に利益が出ていますね。
このように正しく資金管理をおこなうことができれば、損失を減らすだけでなく、最終的に無理なく利益を出すことが可能になるんです。
資金管理を守らないとコツコツドカンといった大負けを起こしやすく負けやすくなります。
【超重要】絶対に守りたい資金管理のルール
ここまでで、資金管理の重要性を理解することが出来たら、次は実際に資金管理をおこなうためのルールを学んでいきましょう。
- 損益分岐点を知る
- エントリー額を固定する【資金の2%】
- エントリー毎に掛け金を変えない
- 資金管理表やツールで損益を記録する
資金管理法①:損益分岐点を知る
バイナリーオプションで、資金管理をするためにまず知っておいてもらいたいのが「損益分岐点」という考え方です。
◇損益分岐点とは?
- 損失になるのか利益になるのか分かれるポイントのこと
損益分岐点を知ることで、取引をするペイアウト率から「どれだけの勝率が出せれば利益が出るのか」を把握することができます。
◇損益分岐点の計算方法
- 100÷ペイアウト率=損益分岐点
例えば、ペイアウト率1.85倍の場合であれば、100÷1.85=54.054
となるので、勝率54%以上で利益が出るということが分かります。
損益分岐点が分かれば、後は一定の金額でエントリーを続けて損益分岐点以上の勝率を維持するだけで利益を出すことができるんです。
損益分岐点はバイナリーオプションの資金管理において非常に重要な考え方ですので、以下の記事にて詳しく学んでおくことをおすすめします。
損益分岐点を下げるためにはペイアウト率が重要
当然ですが、ペイアウト率が高ければ高いほど損益分岐点が下がり、低い勝率でも利益を出しやすくなります。
◇損益分岐点とペイアウト率
- 1.85倍の場合→54%
- 1.90倍の場合→52%
- 1.95の場合→51%
- 2.0倍の場合→50%
つまり、バイナリーオプションにおいてはペイアウト率の高い取引をすれば利益を出しやすくなります。
そのため、出来るだけペイアウト率が高い業者を利用して取引をするのがおすすめです。
僕がおすすめしているバイナリー業界で人気No.1のハイローオーストラリアは通常のHighLow取引でも業界No.1のペイアウト率となっていますので、利用するだけ勝ちやすくなります。
まだハイローオーストラリアを利用していない方は、この機会にぜひ口座開設をしてみてください。(ハイローオーストラリアの口座開設は無料の上、3分で完了します。)
また、口座開設の方法に不安を感じている人は、以下の記事でハイローオーストラリアの口座開設につて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
資金管理法②:掛け金を固定する【口座資金の2%】
いくら損益分岐点が分かって、損益分岐点を超える勝率を出せるようになったとしても、掛け金を固定していなければ、「資金管理が重要な理由」で解説したように利益が出ない可能性があります。
そのため、必ずエントリーをする際の掛け金は固定するようにしてください。
では掛け金は一体いくらに固定すれば良いのでしょうか。
僕がおすすめするのは、口座資金の2%に固定することです。
◇掛け金の例
- 口座資金50,000円:1,000円
- 口座資金100,000円:2,000円
- 口座資金150,000円:3,000円
- 口座資金200,000円:4,000円
- 口座資金250,000円:5,000円
※計算式:口座資金 × 0.02 = 掛け金
掛け金を口座資金の2%に設定している理由は、2%の掛け金であればどれだけ連敗したとしても口座資金を完全に溶かすということがあり得ないからです。
バイナリーオプションは二択の投資であるため、勘で取引をしたとしても最終的に勝率50%に収束します。
もちろん、50%の勝率では利益が出ないのですが、50%の勝率に収束する以上、2%の資金でエントリーをしていれば、口座資金を溶かす前に勝てるトレードが発生し、50%の勝率に収束することで完全に口座資金を溶かすところまで資金を失わなくても済むんです。
もし、これ以上の金額でエントリーをしていた場合は、50%の勝率に収束する前に口座資金が底を尽きるリスクが非常に高くなります。
掛け金が少ないため、稼げないと考える人もいるかもしれませんが、投資ではまず資金を守ることが1番大切です。
ローリスクに取引をするためにも、口座資金の2%に固定してエントリーをするというのを一度試してみてくださいね。
掛け金は、口座資金の2%に固定する
資金管理法③:エントリー毎に掛け金を変えない
繰り返しにはなりますが、バイナリーオプションをやるうえでは、エントリーする毎に掛け金を変えないようにして下さい。
連勝しているときは、どうしても掛け金を上げたくなりますが、我慢して一定の掛け金でエントリーを続けた方が最終的に勝てる可能性が高くなります。
先ほど、口座資金の2%で掛け金を固定するとお話ししましたが、もし連勝したことで資金が増え、掛け金が口座資金の2%を下回ったとしても一定期間は最初に設定した掛け金のまま固定しておくことをおすすめします。
掛け金を変えるタイミングは?
では、一定期間勝ち続け、掛け金が口座資金の2%を超えた場合は、どのタイミングで掛け金を変更すれば良いのでしょうか。
僕が個人的におすすめしたいのは、掛け金を固定してから「1ヶ月」です。
基本的に勝率というのは、短期間での結果はあてになりません。
ある程度の期間の勝率を測定することで、運や相場状況に助けられたのではなく実力の勝率を測ることができるんです。
そして、僕が考える実力での勝率を測るのに最低必要な期間が「1ヶ月」になります。
1ヶ月取引をした結果、損益分岐点を超える勝率が確保できているのであれば、実力値で資金が増えたと判断することができるので掛け金を上げても良いでしょう。
掛け金を変更するのは、最低1ヶ月経過後。
資金管理法④:資金管理表やツールで損益を記録する
長くバイナリーオプションをやっていて入出金を繰り返していると、自分の通算勝率や通算損益が分からなくなってしまいます。
その結果、勝っていると思っていたのに、実は通算すると負けていたということはよくある話なんです。
バイナリーオプションで長く稼いでいきたいのであれば、自分の通算勝率や通算損益を把握しておくことをおすすめします。
以下でおすすめの記録の仕方を開設しておきますので、参考にしてみてください。
- エクセル(Excel)を利用する
- アプリを利用する
エクセル(Excel)を利用する
1番確実なのは、エクセルを利用して資金管理シートを作ることです。
エクセルであれば、後でソート(絞り込み機能)を利用して、週別や月別の損益や勝率を出すことが出来るので非常に便利ですし、自動計算の数式なども入れることができるので、損益や勝率を入力するだけで全て計算することも可能になります。
Macユーザーの方でエクセルを利用できない方は、Googleスプレッドシートや、Numbersを利用してください。
アプリを利用する
カレンダーアプリや家計簿アプリをバイナリーオプション専用に利用するのもおすすめです。
毎日の損益と勝率を打ち込んおき、1週間、1ヶ月と節目のタイミングでメモ欄に通算損益や通算勝率を記入しておきます。
ただし、後で振り返るということを考えれば、前述したExcelでの資金管理シートがおすすめです。
【資金管理応用】バイナリーにおける複利運用の重要性
バイナリーオプションにおける資金運用のテクニックとして「複利運用」というものがあります。
複利運用とは、簡単に言うと「投資で稼いだお金をそのまま再投資する」という考え方です。
複利運用は、バイナリーオプションだけでなく、投資の世界で「雪だるま方式」と呼ばれ、最速で資金を増やす方法として重宝されている手法になります。
バイナリーオプションでは、資金が大きければ大きいほど稼げる額が大きくなっていきます。
◇資金による稼げる額の違い
- エントリー額10,000円でペイアウト率1.85倍の場合:利益8,500円
※10戦6勝した場合の利益は11,000円
- エントリー額50,000円でペイアウト率1.85倍の場合:利益42,500円
※10戦6勝した場合の利益は55,000円
このようにバイナリーオプションでは、掛け金が大きくなればなるほど同じ勝率でも稼げる額が大きくなっていきます。
ただし、「掛け金を固定する【口座残高の2%】」で解説したように、掛け金は口座残高の2%に固定する必要があるので、掛け金を大きくしようと思うと、口座資金を増やすしかありません。
そのため、バイナリーオプションで稼いだお金を出金して利用するのではなく、そのまま稼いだお金を再投資することで、口座資金を増やし掛け金を上げていきましょう。
複利運用をすることで、バイナリーオプションで稼げる額が日に日に右肩上がりになっていくはずです。
なお、僕の視聴者の方も複利運用で大きな成果を出している人が多いです。
以下の動画で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
【資金管理の敵】バイナリーでマーチンをやるべきか?
バイナリーオプションでよく利用されている手法のひとつに「マーチンゲール法」という手法があります。
◇マーチンゲール法とは?
マーチンゲール法は負けたら次の取引で、前回の取引金額の倍額でベットする手法。
予想が外れてしまった場合でも、次の取引で倍額をかけるため、負けた分を一気に取り返せるという仕組み。
個人的にはバイナリーオプションでマーチンゲール法を利用するのはおすすめしていません。
僕が掛け金を口座資金の2%に固定している理由は、「掛け金を固定する【口座残高の2%】」で解説した通り、どれだけ負けても口座資金を完全に溶かす前に勝率50%に収束させ損失を最小限で済ませるためです。
しかし、マーチンゲール法を利用していれば、あっという間に口座資金は溶けてしまいます。
もちろん、勝てるまでやり続ければ良いという方もいるかもしれませんが、マーチンゲール法を利用して連敗した場合、最終的にエントリーを続けることが出来ないほどの損失額になる可能性があるんです。
◇条件
- ペイアウト率:1.85倍
- 基本の掛け金:10,000円
マーチン回数 | 掛け金 |
1回目 | 20,000円 |
2回目 | 40,000円 |
3回目 | 80,000円 |
4回目 | 160,000円 |
5回目 | 320,000円 |
6回目 | 640,000円 |
7回目 | 1,280,000円 |
8回目 | 2,560,000円 |
9回目 | 5,120,000円 |
10回目 | 10,24,000円 |
あっという間に資金がなくなってしまうことがわかりますよね。
もし、何度か成功して資金を取り返せたとしても、長いトレード生活の中で必ずマーチンゲール法を失敗してとんでもない損失を負う日がきます。
結局バイナリーオプションでは、マーチンゲール法を利用せずにコツコツと固定したエントリー額で損益分岐点を超える勝率を積み重ねた方が最終的には儲かりますので、マーチンゲール法を多用するのはやめるようにしてください。
バイナリーでは資金管理以外にもメンタル管理も重要
バイナリーオプションにおいて資金管理と切っても切り離せないのが「メンタル管理」です。
いくら資金管理のルールを決めたとしても、そのルールを守らなければ何の意味もありませんが、メンタルが崩れてしまうと大半の人がルールを破ってしまいます。
だからこそ、メンタルを崩さないためにも平常心を保つ「メンタル管理」が重要なんです。
今回の記事で学んだ資金管理法を最大限に活かすためにも、ぜひ以下の記事でメンタル管理について学んでみてください。
まとめ
今回はバイナリーオプションにおける資金管理法について詳しく解説しました。
この記事で特に覚えて欲しいのは以下の部分です。
- 損益分岐点を知る
- 掛け金を固定する【資金の2%】
- エントリー毎に掛け金を変えない
- 資金管理表やツールで損益を記録する
なんども言いますが、バイナリーオプションをやるうえでは、必ず掛け金を固定するようにしてください。
今回解説した資金管理法は、意識さえすれば誰でも再現可能な手法です。
資金管理ができないとバイナリーオプションで安定して勝ち続けることは絶対に出来ませんので、今まで意識していなかった人はこの機会にぜひ意識してみてください。
なお、当記事で解説したようにバイナリーオプションで稼いでいくために重要な知識をしっかりと学びたい方は僕の執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」という教科書を読むことをおすすめします。
今なら無料でプレゼントしているのでぜひ参考にしてください。
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