- 一目均衡表の基本的な使い方がわかる
- 一目均衡表の攻略法がわかる
- 一目均衡表と他のインジケーターを組み合わせた手法がわかる
こんにちは!バイナリトレーダーの武田雄太です。
今回は「雲」と呼ばれるバイナリーオプションの世界で人気のあるインジケーター「一目均衡表」について詳しく解説します。
初心者の方でも理解できるように「そもそも一目均衡表とは?」という話から「一目均衡表を使った具体的な手法」まで順を追って解説するので、一目均衡表を使ったことがないという方も安心して読み進めてください。
この記事を読み終えた頃には、一目均衡表を使って実際にエントリーができるようになっているはずです。
ぜひ学んで実践してみてください。
なお、この記事の理解を深めるために僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」も合わせて読むことをおすすめしています。(今なら下のボタンから無料でプレゼントしています。)
バイナリーオプションで役立つ一目均衡表とは?
一目均衡表とは、日本人投資家一目人氏が開発したトレンド系インジケーターです。
5本の線と雲を利用して相場が今どのような動きをしているかバランスはどうなっているかなどの相場状況を教えてくれます。
なお、5本の線はそれぞれ、
- 転換線
- 基準線
- 先行スパン1
- 先行スパン2
- 遅行スパン
と呼ばれており、「雲」と呼ばれるのは先行スパン1と先行スパン2の間になります。
次にそれぞれの線が何を示すか解説していきます。
転換線
過去9日間の終値の平均値(最高値と最安値を2で割る)を結んだもので、後述する基準線に比べると短期的な方向性(トレンド)を示しています。
9日間という数値は原則固定です。いくらバイナリーオプションが短期取引だとはいえ変更しないようにしましょう。
基準線
過去26日間の終値の平均値(最高値と最安値を2で割る)を結んだもので、後述する基準線に比べると中期的な方向性(トレンド)を示しています。
こちらは別名平均線とも言われており、一目均衡表の基準となる線です。
先行スパン
先行スパンはそれぞれ1と2で計算方法が異なります。
◇先行スパン1と先行スパン2
先行スパン1:基準線と転換線の平均値を26日先行させたもの
先行スパン2:過去52日間の最高値と最安値の平均値を26日先行させたもの
26日先行させているというのは同じですが、どの値を26日先行させるかという点が違いがあります。
先行スパン1と先行スパン2の間を「雲」と呼びます。
遅行スパン
一目均衡表は当日の終値を26日前に遅行させたものです。
遅行スパンとローソク足の位置からエントリーポイントを見つけることができます。
なお、遅行スパンは一目均衡表の中でも最も重要な線だと言われています。
一目均衡表をMT4に設定する方法
それでは一目均衡表をMT4に実際に設定する方法を解説していきます。
なお、MT4を使ったことがないという方は、バイナリーオプションで勝つためには必ず必須となるツールですので、ぜひ以下の記事を参考にダウンロードしておいてください。
-
STEP1インジケーターの挿入
「挿入」→「インディケータ」→「トレンド」→「Ichinoku Kinko Hyo」をクリック。
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STEP2パラメーター入力
パラメーターを入力します。
※一目均衡表は原則デフォルトで利用してください。
◇一目均衡表のデフォルト設定
転換線:9
基準線:26
先行スパンB:52
-
STEP3色の設定
それぞれ使いやすい色を選択してください。
もし雲しか使わないということであればそれ以外を「None」に設定すれば雲しか表示されません。
逆に遅行スパンしか使わないなどの場合はそれ以外を「None」に設定しましょう。
最後にOKを押せば一目均衡表を挿入することができます。
武田雄太全てを表示してしまうと見にくくなるので、個人的には必要なものだけ表示するのがおすすめです。
なお、MT4の使い方に関しても以下の記事で詳しく解説しています。
一目均衡表5線の基本的な使い方と雲の見方
次に一目均衡表5線それぞれの基本的な使い方を解説していきます。
転換線と基準線の使い方
まず一目均衡表の「基準」となる基準線ですが、基準線はトレンドを示しています。
基準線が上向き:上昇トレンド
基準線が下向き:下落トレンド
次に転換線ですが、転換線は基準線とクロスしたタイミングでトレンドの転換を判断します。
転換線が基準線を上抜き:上昇トレンドへ転換(ゴールデンクロス)
転換線が基準線を下抜き:下落トレンドへ転換(デッドクロス)
基準線、転換線ともに移動平均線と同じような使い方をすると考えておくと理解がしやすいでしょう。
先行スパンを使った雲の見方
先行スパンを使う場合は「雲」とローソク足の位置関係から相場の値動きを判断します。
雲よりローソク足が上:強気(上昇傾向)の相場
雲よりローソク足が下:弱気(上昇傾向)の相場
また、雲に対して注目されるのは「雲を抜けるかどうか」で
雲を上から下へ抜けた場合:下落への転換
雲を下から上へ抜けた場合:上昇への転換
と判断することができます。
なお、雲は分厚ければ分厚いほど抜けきれずにレンジ相場になりやすく、抵抗帯としても働きます。
遅行スパンの使い方
遅行スパンも雲同様にローソク足との位置関係で相場の値動きを予測することができます。
ローソク足が遅行スパンを上から下へ抜けた:下落への転換
ローソク足が遅行スパンを下から上へ抜けた:上昇への転換
ただし、遅行スパンはそもそも遅れて表示されているという特性上、ローソク足とのクロスをエントリーのサインとしてリアルタイムで見るとすでに遅れていることが多いです。
あくまでトレンドが転換したと判断してエントリーのタイミングを計るといった用途で使用する方が使い勝手が良いでしょう。
一目均衡表とその他のインジケーターを組み合わせた手法
ここまでで一目均衡表について基本的な使い方を理解できたと思います。
次に一目均衡表と他のインジケーターを組み合わせた手法を解説していきます。
一目均衡表とRSIを組み合わせた手法
手法のやり方ですが、以下の通りです。
◇手法のやり方
RSIが70以上かつ転換線が基準線を上抜けた
→Highエントリー
RSIが30以下かつ転換線が基準線を下抜けた
→Lowエントリー
RSIは本来現在の相場が「買われすぎているか売られすぎているか」を示すインジケーターですが、
転換線が基準線を上抜けた+RSI70以上:買われすぎではなく買いの勢いが強い
転換線が基準線を下抜けた+RSI30以下:売られすぎではなく売りの勢いが強い
と判断して順張りエントリーを仕掛ける手法です。
なお、新しい手法を試す際は必ず「デモ取引」で練習をしてからにしてください。
使い慣れていない手法でいきなりトレードをすると資金を溶かす可能性が高いので、デモ取引で練習して使いこなしてからの方が安全です。
僕のおすすめしているハイローオーストラリアであれば実際の取引画面と相場の値動きを利用してデモ取引ができるのでぜひ利用してみてください。
以下のボタンからハイローオーストラリアの公式サイトにアクセスできます。
また、RSIについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。
一目均衡表と移動平均線を組み合わせた手法
手法のやり方ですが、以下の通りです。
◇手法のやり方
移動平均線がパーフェクトオーダー+雲にタッチした
→逆張りエントリー
トレンド相場でエントリーのチャンスとなる「押し目買い・戻り売り」のチャンスを一目均衡表を使って判断していきます。
また、トレンドが出ているということを確実に判断するために移動平均線がパーフェクトオーダーになっていることを確認してください。
上昇トレンド:短期線・中期線・長期線が上から順に並んでいる
下落トレンド:短期線・中期線・長期線が下から順に並んでいる
今回解説したようにインジケーターを併用するというのはバイナリーオプションで勝つために非常に重要です。
それだけでバイナリーオプションの天敵である「ダマシ」を回避しやすくなります。
ダマシを回避する方法については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてください。
また、移動平均線については以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
今回は一目均衡表について詳しく解説しました。
一目均衡表は一見複雑そうに見えるインジケーターですが、実はそれほど難しいインジケーターではありません。
5線が示す内容を正しく理解すれば、基本的には扱いやすいインジケーターだと言えるでしょう。
もし、一目均衡表についてよく分からないという方はいつでも下記から僕に相談してください。
一目均衡表を使った手法もこの記事に記載している以外に公開しているので、お役に立てるかと思います。