- RSIとは何かがわかる
- RSIの使い方がわかる
- RSIを使った手法が学べる
バイナリートレーダーの武田雄太です。
今回の記事ではバイナリーオプションの世界でもっとも利用されていると言っても過言ではないインジケーター「RSI」について解説します。
この記事ではRSIの基本的な使い方や実践的な攻略手法まで詳しく解説しますので、RSIをこれから学ぶという人もRSIで成果が出ていないという人も参考にしてください。
なお、今なら僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」を無料プレゼントしていますので、この記事の理解を深めるためにも併せて読むことをおすすめします。
バイナリーオプションにおけるRSIとは?
RSI(Relative Strength Index)はテクニカルアナリスト「J.W.ワイルダー氏」によって開発されたインジケーターで、一定期間の値動きを上昇と下落に分けて、上昇分が全体の何%になるかというのを示したものです。
簡単にいうと今の相場が買われすぎているのか、売られすぎているのかを示すインジケーターです。
相場が買われすぎている売られすぎているということは、「そろそろ価格が戻ってくるのではないか?」と考えることができるので主に逆張り手法で活用されることが多いインジケーターだと言えます。
ただし、「これだけ買われたり、売られたりしているということはもっと価格が伸びるのでは?」とも解釈することができるので順張り手法でも利用することができる非常に汎用性の高いインジケーターです。
【補足】RSIとRCIの違いは?
補足ですが、RSIとよく混同されるインジケーターに「RCI」というインジケーターがあります。
こちらに関してはどちらも同じオシレーター系のインジケーターで相場の過熱感(買われすぎているか売られすぎているか)を示すので迷ってしまう人がいても仕方ないでしょう。
RSIとRCIには簡単に言えば以下の違いがあります。
RSI:0%〜100%の範囲で価格の推移を示す
RCI:-100%〜+100%の範囲で価格の推移を示す
RCIの方が範囲が広いのでトレンド相場などでも利用しやすいですが、逆に初心者にとっては範囲が広すぎて判断が難しいという欠点もあります。
また、RCIはMT4に標準で入っているインジケーターではないため、利用するためにはインターネット上で配布されているファイルをダウンロードをする必要がある点も初心者に散っては扱いづらい点でしょう。
そのため、バイナリーオプションで成果を上げていくためには、まずは使い勝手がよくMT4にデフォルトで搭載されているRSIを利用していくことをおすすめします。
なお、MT4をまだダウンロードしていないという方はバイナリーオプションで勝つためには必須のツールですので、ぜひダウンロードをしておいてください。(利用は無料です。)
またRCIについても知っておきたいという方は以下の記事で解説しています。
バイナリーオプションにおけるRSIの基本的な使い方
まずはRSIの基本的な使い方を解説していきます。
RSIは順張りでも逆張りでも利用できるインジケーターなので、それぞれ順張りと逆張りに分けて使い方を解説します。
RSIを使ったバイナリーオプション逆張り手法
RSIは0%〜100%の範囲で値動きを示すインジケーターなので、目安として「30%を超えたら売られすぎ」「70%を超えたら買われすぎ」と判断することが多いです。
そのため逆張りにおいて利用する際は以下のように利用します。
70%を超えた:Lowエントリー
30%を超えた:Highエントリー
これはあくまで基本的な使い方になるので、これだけを根拠にエントリーすべきではありませんが、根拠の1つとして覚えておきましょう。
RSIを使ったバイナリーオプション順張り手法
RSIが70%、30%を超えたタイミングで「これだけ買われたり、売られたりしているということはもっと価格が伸びるのでは?」とも解釈することで順張りエントリーをおこないます。
70%を超えた:Highエントリー
30%を超えた:Lowエントリー
特に有効なタイミングはレンジ相場を抜けたタイミング=トレンド相場が発生し価格が抜けてくるタイミングです。
一般的にレンジ相場を抜けるタイミングというのは逆張りでRSIを利用していると騙しに遭いやすいタイミングです。
そのタイミングで順張りをおこなうことによって騙しに遭いにくくなります。
移動平均線やボリンジャーバンドを併用することでトレンド相場の発生を予測し、組み合わせることでエントリーの有効なタイミングになるでしょう。
バイナリーオプションでRSIを使う際の注意点
次にRSIを使う際の注意点を解説します。
RSIを使って負けないためにも必ず目を通しておいてください。
RSIのみで使わず相性の良いインジケーターと組み合わせる
基本的にインジケーターは単独で使うと根拠としては不十分です。
当然RSIも単独で使った場合は非常に騙しに遭いやすくなりますので注意してください。
騙しを回避するためには「相性の良い」インジケーターを組み合わせていくことをおすすめします。
なお、RSIと相性が良いインジケーターは以下の通りです。
RSIを使うのであれば上記のインジケーターを併用することをおすすめします。
逆張り手法・順張り手法別に上記を使い分けるようにしてください。
◇RSIとインジケーターを組み合わせるうえで意識すべき点
- 逆張り手法
CCI、MACDなどオシレーター系インジケーターを組み合わせて反発するタイミングの精度を上げる
→2つのインジケーターが反発を示せばより根拠が高い
- 順張り手法
移動平均線・ボリンジャーバンドを組み合わせて相場が伸びていくタイミングを確認する
→RSIだけでは反発するのか、伸びていくのかの判断ができないため、トレンド系インジケーターで相場状況を把握する
上記は一例でボリンジャーバンドは逆張り手法でも使うことができますし、MACDは順張り手法でも使えます。
まずはRSIを使ううえでどのタイミングでエントリーをしたいのかを考え、そのタイミングをつかみやすいインジケーターを選定しましょう。
レンジ相場やトレンド相場など相場の流れを判断して使う
RSIを使って勝率を上げるために意識すべき点として「レンジ相場」「トレンド相場」といった相場の流れを意識することが重要です。
◇RSIを使ううえで意識すべき点
- 逆張り手法
レンジ相場でエントリーをする方が勝ちやすい。
- 順張り手法
トレンド相場でエントリーをする方が勝ちやすい。
逆張り手法を使う人はレンジ相場だということを判断したうえでエントリーすべきですし、順張り手法を使う人はトレンド相場だということを判断したうえでエントリーをすべきです。
手法にあった相場環境でエントリーをするだけで勝率は自然と上がってくるので、ぜひ意識してみてください。
なお、上記を意識するためにはトレンド系インジケーターを組み合わせるのが有効です。
移動平均線を組み合わせてパーフェクトオーダーが出ているタイミングで順張りエントリー
移動平均線がパーフェクトオーダーでなく、入り混じっているタイミングで逆張りエントリー
※パーフェクトオーダーを知らない方は以下の記事で学んでみてください。
これはあくまで一例ですが、トレンド系インジケーターを組み合わせることで相場状況を把握しやすくなり、勝ちやすくなりますので、意識して取り組んでみましょう。
【応用編】バイナリーオプションで使える実践的RSI攻略手法
RSIについてわかったところで実際にRSIを複数のインジケーターと組み合わせた手法を紹介していきます。
実践的に使える手法なのでぜひやってみてください。
RSI・ボリンジャーバンドを組み合わせた攻略手法
まずはRSIとボリンジャーバンドを組み合わせた手法を紹介します。
取引条件は以下の通りです。
◇取引条件
- エントリースタイル:逆張り
- 使用するインジケーター:ボリンジャーバンド、RSI
次にエンベロープとRSIの設定値を見ていきましょう。
◇インジケーターの設定
RSI
期間:7
※その他はデフォルト
ボリンジャーバンド
期間:20
※その他はデフォルト
手法のやり方ですが、HighエントリーとLowエントリーで分けて解説します。
◇Highエントリーのやり方
①東京時間を狙う(レンジ相場になりやすくするため)
②RSIが30%を超えた
③ボリンジャーバンドが2σタッチ
※ローソク足の実体が2σを超えた場合は3σタッチまでエントリーしない
◇Lowエントリーのやり方
①東京時間を狙う(レンジ相場になりやすくするため)
②RSIが70%を超えた
③ボリンジャーバンドが2σタッチ
※ローソク足の実体が2σを超えた場合は3σタッチまでエントリーしない
東京時間というレンジ相場になりやすい時間帯に絞ってエントリーをすることで相場状況を勝ちやすくエントリーしています。
また騙しを避けるためにローソク足の実体が2σを超えるほどの勢いを持っている場合はエントリーを避けている手法です。
鉄板のRSI+ボリンジャーバンドの手法だったとしてもこのように根拠を加えるだけで勝ちやすくなりますのでぜひやってみてください。
なお、東京時間などの時間帯を意識していないという方は以下の記事で時間帯意識の重要性を学んでおきましょう。
https://binary-verificationlab.com/world-time/
RSI・CCIを組み合わせた攻略手法
次にRSIとCCIを組み合わせた手法を紹介します。
取引条件は以下の通りです。
◇取引条件
- エントリースタイル:順張り
- 使用するインジケーター:CCI、RSI
次にエンベロープとRSIの設定値を見ていきましょう。
◇インジケーターの設定
RSI
期間:14
※その他はデフォルト
CCI
期間:14
※その他はデフォルト
手法のやり方ですが、HighエントリーとLowエントリーで分けて解説します。
◇Highエントリーのやり方
①RSIが70%を超えた
②CCIが200以上
◇Lowエントリーのやり方
①RSIが30%を超えた
②CCIが-200以下
CCIはエントリーチャンスが多い分騙しにも遭いやすいインジケーターです。
その特性を逆に考えればCCIが一定の数値を超えている場合は価格が伸びやすいということになります。
そのタイミングでRSIも70、30を超えていればその分順張りのタイミングとして利用しやすいということになりますのでぜひ意識してやってみてください。
なお、CCIについてわからないという方は以下の記事を参考にしてください。
RSI・MACDを組み合わせた攻略手法
次にRSIとMACDを組み合わせた手法を紹介します。
取引条件は以下の通りです。
◇取引条件
- エントリースタイル:逆張り
- 使用するインジケーター:MACD、RSI
次にMACDとRSIの設定値を見ていきましょう。
◇インジケーターの設定
RSI
期間:14
※その他はデフォルト
MACD
短期EMA:12
長期EMA:26
シグナル:9
※その他はデフォルト
手法のやり方ですが、HighエントリーとLowエントリーで分けて解説します。
◇Highエントリーのやり方
①RSIが30%になったことを確認
②MACDがシグナルを下から上に抜いたらHigh(30%)
③上記の条件が揃い陽線が2本続いたらエントリー
◇Lowエントリーのやり方
①RSIが70%になったことを確認
②MACDがシグナルを上から下に抜いたらLow(70%)
③上記の条件が揃い陰線が2本続いたらエントリー
RSIで反発しそうかどうかを判断してMACDのゴールデンクロス・デッドクロスでエントリーポイントを絞っています。
さらにローソク足が連続するタイミングを待って価格が確実に反発していることを確認してからエントリーをおこなうので騙しに遭いにくい手法です。
なお、ゴールデンクロス ・デッドクロスはMACDに限らずエントリータイミングとして使いやすいのでぜひ覚えておいてください。
MT4でRSIを使う場合の設定方法
ここまでの解説を読んで実際にRSIを使ってエントリーをしてみたいと思った方のためにMT4を使ったRSIの設定方法とおすすめの数値を解説します。
なお、MT4をまだ利用していないという人はバイナリーオプションで勝つために必ず必須となるツールですので以下の記事を参考にダウンロードしておいてください。(利用は無料です。)
RSIの設定方法は以下の通りです。
-
STEP1インジケーターの挿入
「挿入」→「インディケータ」→「オシレーター」→「RSI」をクリック。
-
STEP2パラメーター入力
パラメーターを入力します。
最後にOKを押せばRSIを挿入することができます。
RSIの期間のおすすめは?
RSIの期間は基本的には「14」がオススメです。
バランスが取れているので、どのような手法にもマッチします。
ただし、値動きが小さなレンジ相場など細かい箇所でもエントリーをしていきたい場合は「7」がオススメです。
値動きに対して敏感に反応するので細かい箇所でもエントリーが可能です。
RSIの期間を短くするときはその分騙しにも遭いやすくなるので、根拠を重ねて騙しに遭いにくくすることを意識してください。
まとめ
今回はバイナリーオプションで必須とも言えるインジケーター「RSI」について詳しく解説しました。
RSIといえば逆張りに使うインジケーターと考えている方も多いと思いますが、この記事でも解説したように順張りでも使える汎用性の高いインジケーターですのでぜひトレードに取り入れてみてください。
ただし、RSIを100%活用するためには「相場状況を正しく認識する」ことが非常に重要です。
そして相場状況を認識するためにはトレンド系インジケーターだけでなく、正しい相場への知識が必要になります。
僕の執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」であれば、相場の正しい知識を体系的に理解できるように解説していますので、この記事と併せて参考にしてください。
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