- 騙しを回避する方法がわかる
- プロが考えた騙しを回避する手法が学べる
- 騙しのメカニズムがわかる
こんにちは!バイナリートレーダーの武田雄太です。
バイナリーオプションで負ける理由として特に多いのが「騙し」と呼ばれる値動きです。
そこで今回の記事では、バイナリーオプションで安定して勝つために騙しを回避する方法を詳しく解説します。
また、プロトレーダーである僕が考案した騙しを回避できる手法も合わせて紹介しますので騙しにあってしまって勝てないと悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
なお、騙しを回避するうえでは相場の本質を理解しておくのが非常に重要なので、僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」も合わせて読むことをおすすめしています。(今なら下のボタンから無料でプレゼントしています。)
そもそも「騙し」とは?
騙しとは、自分が利用している手法でエントリーできるはずのポイントなのにも関わらず、予想とは真逆の値動きをすることです。
RSIを使っていて数値が70%に達した。
反発すると思いローエントリーをしたものの価格は上昇してしまった。
バイナリーオプションではピンポイントに値動きを予測する必要があるため、勝率を上げていくために上記のような騙しを回避していくことが重要です。
バイナリーオプションで勝つために騙しを回避する方法
僕が考えるバイナリーオプションで騙しを回避する方法は以下の4つです。
- 相場参加者が多い時間帯を狙ってエントリーする
- 根拠やインジケーターを重ねてエントリーする
- トレンド系とオシレーター系のインジケーターを使いこなす
- 通貨ペアの特徴を知って相関関係を理解する
騙し回避法①:相場参加者が多い時間帯を狙ってエントリーする
「騙し=テクニカル分析が効いていない」と言えるので、テクニカル分析が効きやすい状況でエントリーをすることで騙しを回避しやすくなります。
そしてテクニカル分析が効きやすいタイミングとは、相場参加者が多く大衆心理が働きやすいタイミングなんです。
- ロンドン市場とニューヨーク市場が重なっている22時〜1時(夏時間の場合)
- 開いている市場がメインとしている通貨ペア(ロンドン時間とニューヨーク時間であればユーロ/ドル)
※トレードの時間帯について理解していない方は「おすすめの時間帯の記事」をご覧ください。
相場というのは機械が動かしているわけではなく、必ず人が動かしています。
トレーダーたち(FXトレーダー)がおこなうエントリーで価格が動いています。
そして、トレードをやっているようなトレーダーであれば誰もが同じような勉強をしているため、同じような局面を意識して同じようなエントリーをしているんです。
そのため、市場参加者が多いとテクニカル分析が比較的効きやすくなり、予想通りに相場が動きやすいと言えます。
騙し回避法②:根拠やインジケーターを重ねてエントリーする
騙しを回避する基本として、「根拠やインジケーターを重ねる」ということを意識しましょう。
◇根拠やインジケーターを重ねた例
- 逆張り手法においてRSIのみを見ていたら騙しにあったので、ボリンジャーバンドを重ねた。さらにレンジ相場の方が反発しやすいのでレンジ相場になりやすい時間帯(東京時間など)のみ取引をすることにした。
- 順張り手法において価格が伸びやすいタイミングを見つけるためにラインを引きブレイクしたタイミングでエントリーをした。さらに確実にトレンド相場だと判断するために移動平均線がパーフェクトオーダーを示している場合のみエントリーをした。
重ねると言われるとどうしてもインジケーターを複数重ねようとする人が多いですが、「根拠」とはインジケーターだけではありません。
- エントリーをする時間帯による相場の特徴を利用する(レンジ相場になりやすいかトレンド相場になりやすいかなど)
- ライントレードなどで売買が意識されるポイントを判断する
- ダウ理論、グランビルの法則、チャートパターン、ローソク足の形(プライスアクション)など多くのトレーダーが意識するポイントを考慮する
むしろインジケーターは多すぎると視認性が悪くなり、どのタイミングでエントリーをすれば良いか分からなくなってしまいます。
インジケーターは多くても2つ程度にして、後はインジケーター以外の根拠を重ねていくのがおすすめです。
根拠は多ければ多いほどエントリーチャンスが少なくなってしまいますので、勝率とエントリーチャンスのバランスを取ることが重要です。
騙し回避法③:トレンド系とオシレーター系のインジケーターを使いこなす
エントリーの基本として「相場の流れに沿ってエントリーをする」ことが非常に重要です。
そこで役に立つのが「トレンド系インジケーター」「オシレーター系インジケーター」の使い分けになります。
トレンド系インジケーター:トレンド(相場状況)を判断するために利用するインジケーター
例)移動平均線・ボリンジャーバンド・一目均衡表など
オシレーター系インジケーター:相場の過熱感(買われ過ぎ売られ過ぎなど)を判断するインジケーター
例)RSI・ストキャスティクス・MACD・CCIなど
主にトレンド系インジケーターで相場状況を判断しつつ、オシレーター系インジケーターでエントリーのタイミングを判断するという使い方が一般的です。
移動平均線でトレンド相場なのかレンジ相場なのかを判断して、レンジ相場のタイミングでRSIによる逆張りをおこなう
もちろん組み合わせ次第で様々な使い方が考えられるのですが、まずは基本としてトレンド系インジケーターを使い相場状況を判断し、流れに沿った形でオシレーター系インジケーターを使いエントリータイミングを判断すると騙しを回避しやすくなります。
騙し回避法④:通貨ペアの特徴を知って相関関係を理解する
騙しを回避するためには根拠を重ねるのが重要ですが、根拠の1つとして「通貨ペアの相関関係」を意識することをおすすめします。
実は通貨によって値動きはバラバラなわけではなく、その通貨ペア扱う国が属するエリアが同じであれば似たような値動きをするんです。
USD(米ドル)・CAD(カナダドル):北米
AUD(豪ドル)・NZD(ニュージーランドドル):オセアニア
JPY(日本円)・HKD(香港ドル):アジア
EUR(ユーロ)・GBP(ポンド)・CHF(スイスフラン):ヨーロッパ
以下の記事では通貨ペアの特徴を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
通貨ペアの特徴をつかんで取引をすれば、それだけで大きな根拠になり、騙しを回避しやすくなります。
プロがおすすめする騙しを回避する手法
ここまで騙しを回避する方法を解説してきましたが、ここで僕が騙しを回避すべく作成した手法を紹介しておきます。
なお、YouTubeチャンネル「バイナリー検証Lab」では、ここで掲載している手法以外にも様々な手法を紹介していますのでぜひ参考にしてください。
ADXと赤三兵(黒三兵)を使って騙しを回避する
取引条件は以下の通りです。
◇取引条件
- 通貨ペア:指定なし
- エントリースタイル:順張り
- 時間足:1分足・5分足
- 取引時間:1分取引・5分取引
- 使用するインジケーター:ADX
この手法はインジケーターに加えてローソク足のパターンを根拠として加え、より相場が伸びやすいタイミングで順張りを仕掛けていく手法です。
◇インジケーターの設定
期間:14(パラメーター)
+DL -DL:None(色の設定)
レベル表示:25
※その他はデフォルト
手法のやり方ですが、以下の2ステップです。
◇手法のやり方
- 赤三兵が出たことを確認→ADXが25以上(Highエントリー)
- 黒三兵が出たことを確認→ADXが25以上(Lowエントリー)
※白い四角は条件が揃っている箇所、黄色の四角は一見条件が揃っているように見えるが揃っていない箇所です。
赤三兵:陽線が3本連続している状況
黒三兵:陰線が3本連続している状況
赤三兵は相場が上昇局面に入ろうとしているタイミング、黒三兵は下落局面に入ろうとしているタイミングと言われているのでそのタイミングで順張りを仕掛けるのが効果的です。
ただし、それだけでは根拠が足りないため、ADXを足した手法になっています。
ADXが25のラインを超えているタイミングは比較的相場に勢いのあるタイミングなので、相場に勢いがある+赤三兵or黒三兵であればトレンド相場に入りやすく順張りとしては非常に適したタイミングだというわけです。
インジケーターを重ねて騙しを回避する
取引条件は以下の通りです。
◇取引条件
- 通貨ペア:指定なし
- エントリースタイル:順張り
- 時間足:5分足
- 取引時間:5分取引
- 使用するインジケーター:移動平均線・ボリンジャーバンド・ウィリアムズ%レンジ
この手法は騙しのタイミングとして最も多くのトレーダーが苦しんでいる「バンドウォーク」を回避すべく考案した手法です。
逆張りのサインとして利用されるボリンジャーバンドへタッチしたタイミングで反発せずにボリンジャーバンドに沿ったような形で値動きが進むこと。
逆張りの天敵であるバンドウォークをむしろ価格が伸びていくタイミングと考えて、順張りで勝っていこうというのがこの手法の趣旨になります。
◇インジケーターの設定
- 移動平均線
期間:20・50・200
- ボリンジャーバンド
期間:20
偏差:2
- ウィリアムズ%レンジ
期間:14
手法のやり方ですが、以下の3ステップです。
◇手法のやり方
- 移動平均線がパーフェクトオーダー
- ボリンジャーバンドにタッチ(バンドウォーク)※ラインを利用して判断
- ウィリアムズ%レンジが-80,-20を超えている
※黄色の縦線は条件が揃った箇所です。エントリーは次足の頭でおこないます。
まずは直近のレンジ相場に対してラインを引き、ラインをブレイクするタイミングを待ちます。(黄色の線)
基本的にはラインをブレイクしたタイミングでは基本的にボリンジャーバンドにタッチしており、バンドウォークが発生しているはずです。
その後パーフェクトオーダーになっていることを確認して相場が過熱していることを確認してください。
最後に本当に相場に過熱感があるかどうかをウィリアムズ%レンジで確認します。
そしてそれらの条件が揃ったタイミングで順張りエントリーをおこなっていくという流れです。
基本的にバンドウォークでは陽線なら陽線、陰線なら陰線が連続するため、順張りのタイミングと考えると非常に効率的だと言えるでしょう。
騙しを回避するために覚えておきたい相場の本質
今回の記事では、騙しを回避する方法はお伝えしましたが、そもそも騙しを回避するためには相場の本質をしっかりと理解しておくのが一番の近道です。
そこで最後に騙しを回避するために最低限覚えておきたい相場の本質を解説していきます。
今後バイナリーオプションで勝っていきたいのであれば必ず覚えておくようにしてください。
騙しの本質①:チャートはなぜ動いているのか?
チャートはあくまで人が動かしているものであり、トレーダーの売買があって初めて動きが生じます。
つまり、チャートには「人間の心理」が反映されているんです。
特に意識されると言われる以下のポイントでは、他のトレーダーが何を考えているかを意識するようにしてください。
- ライン(サポートライン・レジスタンスライン・トレンドライン)付近
- チャートパターンが形成されているタイミング
- ダウ理論などが明確に判断できるタイミング
騙しの本質②:意識されるポイントはラインで確認する
相場を見る際は必ずラインを引くようにしましょう。
先ほどもお話ししたように為替相場を動かしているのは人です。
では、取引をしている人たちは一体何を基準トレードをしているのでしょう。
基準になっている要素はたくさんあるのですが、その中でも特に多くのトレ ーダーが基準にしているのが、「高値・安値」です。
例えば、為替レートが、高値・安値に達した時には、投資家たちはこう考えます。
「この高値はここ数日ずっと抜けれていないラインだから反発するのでは?」
「ずっと抜けれなかった高値だけど、この勢いなら抜けるかもしれない」
そこで有効なのが、意識されているポイントを視覚化できる「ライン」なんです。
レジスタンスライン:その価格帯以上に上昇できていない価格帯に引くライン
サポートライン:その価格帯より下落そていない価格帯に引くライン
※ラインを突破するタイミングをラインブレイクと呼び、上記の図のようにレジスタンスラインがサポートラインに変わったりします。
このように意識される価格帯にラインを引いておくことで、目で見て明確にトレーダーたちが意識しているポイントを判断できます。
ライン付近では特に騙しがおきやすくなるので、まずはラインを引くという癖をつけましょう。
騙しの本質③:ライン付近で騙しが起こるメカニズムとは?
例えば、レジスタンスラインに価格が到達した場合トレーダーたちはどう考えるでしょうか?(図の緑色の○で示した箇所)
この局面では、大きく分けて2つの心理が働きます。
◇ライン付近に達した時のトレーダーの心理
- レジスタンスラインで反発するだろうから逆張りで売りを入れよう
- レジスタンスラインを突破したらトレンド相場になるだろうから買いを入れよう
この局面では買い注文を入れようとしたトレーダーと売り注文を入れようとしたトレーダーが同時に注文を入れるので価格の値動きが拮抗することになるんです。
結果、この売買注文のうち、どちらかが強いかで次の値動きが変わってきます。
このようにライン付近では売買注文が入り乱れることからインジケーターなどが正常に作用しなくなり、騙しが発生する可能性が生じます。
明確なタイミングであればラインを利用したエントリーも良いですが、騙しを回避するためには、どちらとも取れる局面であればエントリーを避けるのも1つの手です。
なお、これらの考え方はFXの知識がないと理解できない部分もあるかと思いますので、以下の記事でFXとバイナリーオプションの違いも理解しておくことをおすすめします。
騙しの回避に大事なのはテクニックよりも相場の本質を知ること
騙しを回避しようと考えた時に多くの人は「騙しを回避できる攻略法はないものか」と考えがちです。
ただし、この記事で解説してきたようにもっとも重要なのは「相場の本質を知ること」であり、テクニックだけで回避できるものではありません。
なぜそのタイミングでそのような値動きが起こったのかということを常に意識してください。
相場の値動きは人が起こしている以上、必ず理由があります。
このように値動きに対して「なぜ?」という意識を持っておけば、次はこう動くのではないかという仮説を立てることができるようになります。
そうすれば条件がただ揃ったからエントリーをして騙しにあったという状況を回避することができるはずです。
なお、相場の本質を掴むためには、まずバイナリーオプションという投資に必要な知識を1から順をおって理解しておく必要があります。
今なら僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」という教科書を無料プレゼントしていますのでぜひ利用してみてください。
まとめ
今回は騙しを回避する方法から、根本的に騙しが起こるメカニズムまでを詳しく解説しました。
バイナリーオプションで勝率を上げるためには騙しを回避することが必須となります。
今回の記事で学んだようにテクニックで回避しようとするのではなく「相場の本質」を理解するのが近道ですので、まずはしっかり僕のプレゼントしている教科書を利用して学んでみてください。
遠回りのように感じるかもしれませんが、それが一番の近道であり読み終わった頃にはこの記事の内容もより理解できるようになっているはずです。