- ハイローオーストラリアのスプレッド取引についてわかる
- ハイローオーストラリアのスプレッド取引のメリット・デメリットがわかる
- ハイローオーストラリアのスプレッド取引の攻略法がわかる
バイナリートレーダーの武田雄太です。
ハイローオーストラリアを攻略するうえで絶対に知っておかないといけないのが「スプレッド」の存在でしょう。
スプレッドはFXにおいては買値と売値の差額を指す言葉ですが、ハイローオーストラリアにおいては「スプレッド=ハンデ」といった意味合いが強いです。
そのため、通常の取引よりもスプレッドありの取引の方がペイアウト率が高く設定されています。
つまりスプレッドありの取引の方が難易度が高くても勝った時の利益は大きくなるということです。
今回はハイローオーストラリアのスプレッド取引についてそもそもスプレッドとは?という基本的な内容からメリット・デメリット、攻略法まで詳しく解説します。
なお、この記事の理解を深めるために僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」という教科書を併せて読むことをおすすめします。
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ハイローオーストラリアのスプレッド取引とは?
スプレッド(Spread)とは日本語訳すると「広げる」「延ばす」という意味の言葉です。
FXでは買値と売値の差額をスプレッドと呼び、割とよく使われる用語ですが、バイナリーオプションのトレードだけをやっている人は初めて聞いた方もいるでしょう。
ハイローオーストラリアにはスプレッドありの取引とスプレッドなしの取引が用意されており、スプレッドありの取引ではスプレッド幅を加味して上がるか下がるかを予想していきます。
- HighLow
- HighLowスプレッド
- Turbo
- Turboスプレッド
スプレッドなしの取引が「HighLow」「Turbo」、スプレッドありの取引が「HighLowスプレッド」「Turboスプレッド」になります。
それぞれ「HighLow」「Turbo」に対してスプレッドを加味して取引をする形になります。
なお、ハイローオーストラリアの取引方法がわからないという方は以下の記事を参考にしてください。
スプレッド取引におけるスプレッドの見方
こちらは「HighLowスプレッド」の取引画面ですが、赤枠の箇所にスプレッドが表示されています。
上記の画像ですがスプレッドが「0.50」となっているので現在価格に対して±0.5pips(0.005円)スプレッドが付け足されています。
通常のハイローオーストラリアの取引画面では「High」「Low」と表示されていますが、スプレッド取引の場合は現在価格に対してスプレッドを加味した価格が表示されているんです。
つまり現在価格は150.690円ですが、0.50のスプレッドを加味した「150.695」「150.685」よりも上がるか下がるかを予測する必要があるというわけです。
Highを選んだ場合、150.695より価格が上昇していればペイアウト率2.00倍を受けとることができます。
なお、現在価格が150.690だからと言ってスプレッド内である「150.695〜150.685」で決着した場合は負け扱いになりますので、この分難易度は高いと言えるでしょう。
スプレッドは通貨ペアや取引時間によって変わる
スプレッドは通貨ペアや取引時間によっても違いがあります。
現在価格の下に表示されているグレーの数字がスプレッドを示していますが、先ほどUSD/JPYのスプレッドは「0.50」となっていたにも関わらず現在は「0.20」となっています。
またEUR/USDでは「0.10」EUR/JPYでは「0.30」と通貨ペアごとにもスプレッドの違いがあるんです。
これに関しては以下のような要因が関係しています。
- 相場のボラティリティ
- 取引の時間帯
主な要因は相場のボラティリティです。
価格変動の度合いのことです。「ボラティリティが大きい」という場合は、価格変動が大きいということです。
基本的に値動きが大きい通貨はスプレッドも大きくなる傾向にあります。
今回のイメージとしては「USD/JPYよりEUR/JPYの方が大きく値動きをしているため、ユーロ円の方がスプレッドが広がっている」と考えると分かりやすいでしょう。
また相場のボラティリティに関しては時間帯も関係してきます。
日本時間やニューヨーク時間はそもそもの出来高が少ないのに対し、ロンドン時間は、相場の参加者が増えてくるので、ボラティリティも増加します。
ボラティリティが大きくなればなるほどスプレッドの値も大きくなっていくということを覚えておきましょう。
ハイローオーストラリアにおけるスプレッド取引のメリット
ハイローオーストラリアにおけるスプレッド取引のメリットは以下の通りです。
- ペイアウト率が高い
- 勝率が50%を切っても利益が出る可能性がある
ペイアウト率が高い
スプレッド取引はスプレッドを加味して予測をしないといけない分、難易度が高いです。
その分、ペイアウト率が高めに設定されているのが大きなメリットでしょう。
取引方法 | ペイアウト率 |
HighLow | 1.85倍〜1.95倍 |
Turbo | 1.85倍〜2.00倍 |
HighLowスプレッド | 2.00倍 |
Turboスプレッド | 2.00倍〜2.30倍 |
Turboの30秒取引に関してはUSD/JPYのみペイアウト率2.00倍を超えていますが、他のHighLow、Turbo取引ではペイアウト率2.00倍を超えている取引はありません。
一方でスプレッド取引に関しては全て2.00倍を超えているため、非常に高いペイアウト率だといえるでしょう。
勝率が50%を切っても利益が出る可能性がある
損益分岐点から考えるとスプレッド取引であれば勝率50%を切っていても利益を出せる可能性があります。
◇損益分岐点とは?
バイナリーオプションで利益を出すために必要な勝率のことのこと。
計算式:100÷ペイアウト率
例)ペイアウト率が1.85倍
100÷1.85=54.05%
つまりペイアウト率1.85倍の取引においては勝率54%以上を維持すれば利益が出せるということです。
例えば、ペイアウト率2.30倍のスプレッド取引をするのであれば、
100÷2.30=43.47%
以上の勝率で利益が出るというわけです。
通常のペイアウト率の取引に比べると目指すべき勝率が低くなるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
なお、損益分岐点についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
ハイローオーストラリアにおけるスプレッド取引のデメリット
スプレッド取引のメリットだけ見ると非常に良い取引方法な気がしますが、実際はデメリットも少なくありません。
- スプレッドなしの取引に比べて難易度が高い
- 相場の値動きが少ないと勝てない
- テクニカル分析の高い精度が必要
スプレッドなしの取引に比べて難易度が高い
スプレッドがあることのより難易度が高いのが大きなデメリットです。
実際にスプレッドがなければ勝っていたのに…ということがスプレッド取引では起こり得ます。
スプレッドが大きい場面で取引を繰り返していると、実力以上に負けが嵩む可能性があります。
相場の値動きが少ないと勝てない
スプレッド幅を加味して勝つためには相場の値動きが大きい場面を狙う必要があります。
バイナリーオプションのメリットはFXと違い値幅で利益をとるわけではないので、僅かな値動きだったとしても予測が当たれば利益が出るという点です。
一方でスプレッド取引をおこない、大きな値動きを狙わないといけないとなればバイナリーオプションのメリットに反していることになります。
テクニカル分析の高い精度が必要
相場の大きな値動きが起きている場面を探したうえで大きく価格が動く場面を狙うということは非常に高いテクニカル分析の精度が必要になります。
ただ上がるか下がるかを予測するだけでも難しいところに、価格が大きく動く場面を探すとなると非常に難易度が高くなってしまいますよね。
より精度の高いテクニカル分析が求められるのは初心者にとっては大きなデメリットでしょう。
ハイローオーストラリアのスプレッド取引攻略法
ここまでスプレッド取引について詳しく解説してきましたが、ここからはスプレッド取引で勝つための攻略法を解説します。
狙いたいポイントは価格が大きく動くポイントなので以下の方法で狙っていきましょう。
- ローソク足1本1本が大きい相場を狙う
- 【レンジ相場編】レジサポ転換を繰り返している相場を狙う
- 【トレンド相場編】高値・安値を更新し続けている相場を狙う
ローソク足1本1本が大きい相場を狙う
ローソク足からは1本で様々な情報を読み取ることが出来ますが、ローソク足が大きいということはその分価格も大きく動いているということです。
ローソク足が大きく形成されている相場を狙うことでスプレッドを超えた値動きを狙うことが出来るでしょう。
【レンジ相場編】レジサポ転換を繰り返している相場を狙う
バイナリーオプションではラインを相場に引く「ライントレード」が重要です。
それぞれチャートの高値に引く水平線のラインのことを「レジスタンスライン(上値抵抗線)」安値に引くラインのことを「サポートライン(下値抵抗線)」と呼びます。
一般的にレジスタンスライン・サポートラインはそれぞれ高値と安値を2点以上結んで引くポイントを判断します。
上記の画像でも2点を結んでラインを引いています。
このレジスタンスラインとサポートラインを抜けた場合に過去に
レジスタンスラインで機能していたライン:サポートラインへ転換
サポートラインで機能していたライン:レジスタンスラインへ転換
ことが起こります。
このような現象のことを「レジサポ転換」と呼ぶんです。
上記の図のように段階的に相場を推移しているということはそれだけ相場の値動きが大きいということです。
ぜひライントレードを活用して値動きが大きい相場を見つけていきましょう。
【トレンド相場編】高値・安値を更新し続けている相場を狙う
基本的なトレンドの定義を確認しましょう。
トレンドにおける値動きとは高値・安値が切り上がる・切り下がり続けることです。
上昇トレンド:高値・安値が切り上がっている
下落トレンド:高値・安値が切り下がっている
上昇トレンドの場合は以下のチャートのように高値・安値共に切り上がっていきます。
一方で下落トレンドの場合は以下のチャートのように高値・安値共に切り下がっていきます。
このような状況であれば相場に対してトレンドが発生して大きな値動きをしていると考えることができるのでスプレッドを加味したとしても勝ちやすくなります。
以下の記事でトレンド相場を見極めるために重要なダウ理論を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ハイローオーストラリアでスプレッド取引は使うべき?
ここまでスプレッド取引について解説してきましたが、僕個人の見解としては初心者はスプレッド取引を使うべきではないと思っています。
価格が大きく動く場面を探すというのは想像以上に難しく、スキルを身につけるまで非常に長い時間がかかります。
またスプレッドを加味しないといけないことによって、本来勝っていたポイントで負けてしまうことで高いペイアウト率を考えても損失が発生してしまう可能性が高いです。
高いペイアウト率で取引がしたくなる気持ちはわかりますが、まずは通常のHighLowもしくはTurboで取引をして稼げるようになった先に応用編としてスプレッド取引を利用するようにしましょう。
スプレッド取引以外でもスプレッドが発生する
実はスプレッド取引以外に通常のHighLowでも若干のスプレッドは発生します。(Turboは発生しません)
同時のタイミングで多くのエントリーがおこなわれた際はスプレッドが発生します。
例えばHighLowの15分取引には短期・中期・長期の3つの異なる判定時刻が存在しますが、その中の同じ判定で大きな金額が掛けられているとスプレッドが発生してしまいます。
上記の画像の場合だと短期判定である一番左の判定時間だけ価格がズレていますよね。
これがHighLowにおけるスプレッドです。
トレーダーにとって完全に不利になってしまう仕組みですが、ハイローオーストラリア以外どの業者を使っても必ずスプレッドは発生するので受け入れるしかありません。
ハイローオーストラリアのスプレッド対策
スプレッドが発生することでトレーダーにとっては不利なポジションになってしまうのでしっかり対策していかなければなりません。
- ターボで取引する
- 値動きが大きいタイミングでエントリーする
以上、2つの対策について解説していきます。
ターボで取引する
1つ目はターボで取引することです。
ハイローオーストラリアには大きく分けて
- HighLow取引:判定時間が常に決まっている
- Turbo取引:判定時間が決まっていない(エントリーしたタイミングが基準)
の2つの取引オプションがあります。
ここまで話してきたスプレッドはHighLow取引でしか発生しません。
つまり、Turbo取引であればスプレッドのことを気にせずにトレードすることができるのです。
取引時間に多少の違いがありますがスプレッドのことだけを考えたらTurbo取引に挑戦してみるのも一つの手段ではないでしょうか。
なお、ハイローオーストラリアの取引方法について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
値動きが大きいタイミングでエントリーする
2つ目はスプレッド取引の項目でも解説した値動きが大きいタイミングでエントリーすることです。
スプレッド取引ほど大きな値動きをする場面を探す必要はありませんが、ローソク足が出来るだけ大きい場面を探すなど多少は意識をしておきましょう。
どこの業者も年々スプレッドがひどくなっている
「ハイローオーストラリアのスプレッドはひどい!」
という方もいますが、それはハイローオーストラリアに限った話ではなく、他の業者にも言えることです。
ハイローオーストラリアは人気の業者なので目立っているだけで他の業者のスプレッドも年々ひどくなっています。
ですので、スプレッドが小さい業者を探すというよりも、スプレッドがある状態でどのように勝率を上げていくかを考えていくことが大切です。
やはり業者はハイローオーストラリア一択
確かにハイローオーストラリアのスプレッドは年々ひどくなっていますが、どこの業者を使うべきかと聞かれたら、迷わずハイローオーストラリアと答えます。
それはスプレッド以外の使いやすさや安全面が他の業者よりも優れているからです。
スプレッドだけを考えて、他の業者を選んだことで、
「ペイアウト率が低くて稼げない…」
「稼いだお金が全く出金できない…」
なんてことがあっては本末転倒ですからね。
なんだかんだ、バイナリーオプションの業者はハイローオーストラリア一択でしょう。
そんなハイローオーストラリアの口座をまだ解説していない場合は、以下の記事を参考にして今すぐ開設しましょう(今なら5,000円のキャッシュバックがもらえます)
まとめ
今回は、ハイローオーストラリアのスプレッド取引について解説してきました。
スプレッド取引は初心者にとって難易度が高いので、まずは通常のHighLowかTurboから取り組むようにしてください。
ただしスプレッド取引のペイアウト率の高さは大きな魅力ですので、トレーダーとしてのスキルが上がってくればスプレッド取引をやってみるのも良いでしょう。
なお、トレーダーとしてのスキルを上げたい方は僕の執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」を読んでみてください。
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