- ライントレードの必要性がわかる
- ライントレードのやり方、ラインを引くポイントがわかる
- ライントレードの具体的な手法がわかる
こんにちは!バイナリートレーダーの武田雄太です。
今回の記事ではバイナリーオプションで勝つために非常に有効だと言われている「ライントレード 」について詳しく解説します。
ライントレードで利用するラインの種類から基本的な使い方からプロトレーダーが考案した具体的な必勝法までを解説するので、この記事を読めば初心者でもライントレードを使いこなせるようになるでしょう。
なお、この記事の理解を深めるために僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」も合わせて読むことをおすすめしています。(今なら下のボタンから無料でプレゼントしています。)
バイナリーオプションでライントレードを学ぶべき理由
バイナリーオプションで勝つためにライントレードを学ぶべき理由は、ライントレードを使えば「相場における未来の値動きを予測することができるから」です。
ライントレードを使えば、相場にいるトレーダーが「意識しているポイント」を可視化することができます。
相場において意識されているポイントというのは、非常に価格が動きやすいポイントとなるため、そのポイントを知っている状態でトレードをしているのと知らずにトレードをしているのでは相場予測の精度が全く変わってくるんです。
つまり、勝てるトレーダーたちはライントレードを利用して意識されているポイントを可視化することによって高い精度で相場予測ができるので勝ち続けられるというわけです。
現在「この後相場がどう動くか分からない」「エントリーポイントが分からない」という悩みを抱えている人は勝てるトレーダーたちと同じ土俵に立つためにもライントレードを学ぶ必要があると言えます。
ぜひこの記事で学んでライントレードを実践してみましょう。
バイナリーオプションのライントレードとは?
ライントレードとは、チャート上にライン(線)を引き、ローソク足がラインにタッチ(近づいた)した時にエントリーをする手法です。
相場において意識されているポイントにラインを引いて、ライン付近にローソク足が近づいた時に「反発しそうだな」「抜けてここから価格が伸びそうだな」といったようにエントリーの根拠にします。
ラインを引いたからと言って100%予測が当たるわけではありませんが、意識しておくのと意識しておかないのでは大きく相場予測の精度が変わってくるんです。
バイナリーオプションで勝つためにはこの先どのように相場が動くか仮説(シナリオ)を立てるのが重要ですが、ライントレードを使うことで自分なりに仮説が立てやすくなります。
重要なのはラインを引くということではなく、ラインを引くことで仮説を立てることだということを忘れないでください。
ライントレードでは2種類のラインを使う
ライントレードでは大きく分けて以下の2種類のラインを使います。
- レジスタンスライン・サポートライン:水平線
- トレンドライン・チャネルライン:斜め線
それでは1つずつ解説していきます。
レンジスタンスライン・サポートライン(水平線)とは?
それぞれチャートの高値に引く水平線のラインのことを「レジスタンスライン(上値抵抗線)」安値に引くラインのことを「サポートライン(下値抵抗線)」と呼びます。
一般的にレジスタンスライン・サポートラインはそれぞれ高値と安値を2点以上結んで引くポイントを判断します。
上記の画像でも2点を結んでラインを引いています。
それでは、それぞれの特徴について学んでいきましょう。
レジスタンスラインとは?
レジスタンスラインはこれ以上価格が上昇しない(反発すると考えられる)ポイントに引くラインのことです。
トレーダーたちは高値に達すると「そろそろ価格が下落するのでは?」と予測を立てます。
結果、多くのトレーダーが高値に達した場合に「売り注文」を入れるため、結果として価格が下落するというわけです。
つまりレジスタンスラインから判断できるのは、上値に達した時点で圧力がかかり価格が上昇しなくなるポイントになります。
レジスタンスラインを引く目的は上からの圧力(下落圧力)が強い局面を見極めることにあります。
上からの下落圧力が強いということは、
- そろそろ価格が下落するだろう(逆張り準備)
- この抵抗帯を抜けた場合は一気に価格が上昇するだろう(順張り準備)
と予測することができるんです。
サポートラインとは?
サポートラインはこれ以上価格が下落しない(反発すると考えられる)ポイントに引くラインのことです。
サポートラインの考え方はレジスタンスラインの反対で、トレーダーたちは安値に達すると「そろそろ価格が上昇するのでは?」と予測を立てます。
結果、多くのトレーダーが安値に達した場合に「買い注文」を入れるため、結果として価格が上昇するというわけです。
つまりサポートラインから判断できるのは、安値に達した時点で圧力がかかり価格が下落できなくなるポイントになります。
サポートラインを引く目的は下からの圧力(上昇圧力)が強い局面を見極めることにあります。
下からの上昇圧力が強いということは、
- そろそろ価格が上昇するだろう(逆張り準備)
- この抵抗帯を抜けた場合は一気に価格が下落するだろう(順張り準備)
と予測することができるんです。
レジサポ転換とは?
レジスタンスラインとサポートラインを抜けた場合に過去に
レジスタンスラインで機能していたライン:サポートラインへ転換
サポートラインで機能していたライン:レジスタンスラインへ転換
ことが起こります。
このような現象のことを「レジサポ転換」と呼ぶんです。
一度意識されていたポイントはその後も意識される可能性があるというわけです。
そのため、何度も反発していた重要なポイントに引いたラインは、その後抜けたとしても消さずに残しておきましょう。
レジサポ転換により、再度意識される可能性があります。
MT4でのレジスタンスライン・サポートラインの引き方
実際にレジスタンスライン・サポートラインといった水平線をMT4で引く方法を解説していきます。
-
STEP1ラインの挿入
MT4上部のメニューバーの「ー」をクリックします。
-
STEP2チャート上に挿入
「ー」をタッチした後はチャート上でラインを引きたい箇所で画面上をタッチします。
するとラインがチャート上に挿入されます。
一度引いたラインを動かしたい場合はライン上でダブルクリックをしてください。
選択されたラインはラインの左右の形状が変わりますので、その状態であれば任意の位置に移動することができます。
-
STEP3ラインの色や太さを変える
MT4ではラインの色や太さを変えることができます。
上記で解説したようにラインをダブルクリックして選択されている状態で右クリックを押してください。
上記の画面が出たら「Horizontal Line プロパティ」という箇所をクリックしてください。
すると以下のような画面が出るので任意の色や太さに設定することができます。
トレンドライン・チャネルライン(斜め線)とは?
それぞれトレンド相場の高値・安値に引く斜めのラインのことを「トレンドライン」、トレンドラインに対して平行に高値・安値に引くラインのことを「チャネルライン」と呼びます。
上昇トレンドライン:安値同士を結ぶ(2箇所以上)
上昇チャネルライン:上昇トレンドラインと平行なラインを高値に合わせて引く
下落トレンドライン:高値同士を結ぶ(2箇所以上)
下落チャネルライン:下落トレンドラインと平行なラインを安値に合わせて引く
それでは、それぞれの特徴について学んでいきましょう。
トレンドラインとは?
トレンドラインは上昇トレンドの場合は安値同士、下落トレンドの場合は高値同士を結んだラインのことです。
トレンド相場では価格は上昇下落を繰り返しながら値動きをしていきますが、トレンドラインがあれば、どのタイミングで上昇下落をするのか予測しやすくなります。
上記の画像で言えば、トレンドライン付近で再度価格が上昇していることがわかります。
トレンドラインさえ引けていればこのチャートを見たときに「このタイミングで価格が再度上昇してくるかもしれない」という意識を持つことができるというわけですね。
そのような意識を持っていればラインタッチで逆張り(長期的に順張り)といった戦略をとることができます。
つまり、トレンドラインを利用することで相場の方向性を把握すると同時に「トレンドにおける抵抗帯」を判断してエントリーのポイントを判断できるというわけです。
トレンドラインを引く目的はトレンドにおける抵抗帯を見極めることにあります。
トレンドの抵抗帯を確認できれば、
- そろそろ反発してトレンドが継続するだろう
- この抵抗帯を抜けた場合はトレンド転換が起こるので方向性を切り替えよう
と考えることができます。
チャネルラインとは?
チャネルラインは上昇トレンドの場合はトレンドラインの安値と平行かつ高値同士、下落トレンドのトレンドラインの高値と平行かつ安値同士を結んだラインのことです。
トレンドラインと平行にラインを引くので、トレンドの値幅を判断するために役立ちます。
上記の画像で言えば、チャネルライン付近で価格が下落していることがわかります。
チャネルラインを引けていれば価格がどこまで伸びていくか判断ができるので、このチャートを見たときに「このタイミングで価格が一時的に下落するかもしれない」という意識を持つことができるというわけですね。
そのような意識を持っていればトレンド相場に沿って順張りをしていた場合もこのタイミングでやめることができますし、ラインタッチで逆張りといった戦略をとることも可能です。
チャネルラインにタッチした逆張りは相場の流れに反することになるためリスクを伴いますので注意してください。
チャネルラインを利用すれば、「トレンドにおける値幅」を判断することができるため、どこまでトレンドが継続するか判断をしやすくなります。
チャネルラインを引く目的はトレンドの値幅を判断してトレンドラインと反対側の抵抗帯を見極めることにあります。
トレンドラインと反対側の抵抗帯を確認することで
- そろそろトレンドの勢いが落ち着いて反発するだろう
- この抵抗帯を抜けた場合はさらに大きく価格を伸ばすだろう
と考えることができます。
MT4でのトレンドライン・チャネルラインの引き方
実際にトレンドライン・チャネルラインといった斜め線をMT4で引く方法を解説していきます。
-
STEP1トレンドラインの挿入
MT4上部のメニューバーの「/」をクリックします。
-
STEP2チャート上に挿入
「/」をタッチした後はチャート上でラインを引きたい箇所で画面上をタッチします。
するとラインがチャート上に挿入されます。
一度引いたトレンドラインを動かしたい場合はトレンドライン上でダブルクリックをしてください。
選択されたラインはトレンドラインの端の形状が変わりますので、その状態であれば任意の位置に移動することができます。
-
STEP3ラインの色や太さを変える
MT4ではラインの色や太さを変えることができます。
上記で解説したようにラインをダブルクリックして選択されている状態で右クリックを押してください。
上記の画面が出たら「Trendline プロパティ」という箇所をクリックしてください。
すると以下のような画面が出るので任意の色や太さに設定することができます。
バイナリーオプションにおけるライントレードのエントリーポイントとは?
ライントレードのエントリーポイントは「ライン付近に達した箇所」になります。
このことから考えると結局重要なのは「どこにラインを引いているか」だと言えるでしょう。
つまり、ライントレードでエントリーポイントが分からないという方は正しくラインが引けていないというわけです。
そこでここからはライントレードのエントリーポイントを把握するためにラインを引くポイントを解説していきます。
なお、ラインを引くべきポイントは以下の通りです。
- 高値・安値
- 複数回反発した箇所
高値・安値
ラインを引くべき1つ目のポイントは「高値・安値」です。
特に重要なのは前日の最高値・最安値で世界中のトレーダーが非常に注目するポイントになります。
ここまで解説した内容では「2回以上反発した箇所」にラインを引くことを推奨してきましたが、最高値・最安値に関してはその限りではありません。
世界中のトレーダーが意識している=多くのトレーダーがポジションを決済しようとするということです。
つまり、非常に価格が反発しやすいということであり、逆に抜けた場合は非常に強力なトレンドが形成されると言えます。
また、その後レジサポ転換も起こりやすいラインになるので前日の最高値・最安値は必ず意識しておきましょう。
複数回反発した箇所
ここまでも解説した通り、複数回(2回以上)反発している箇所はラインを引くべき重要なポイントです。
ラインを引くときは複数回同じ箇所で反発している高値・安値を狙ってラインを引きましょう。
複数回反発しているということはその分多くのトレーダーが意識しているということです。
その分反発する可能性が高くなりますし、抜けた場合は大きなトレンドが発生しやすくなります。
【補足】ラインは実態とヒゲどちらに引くべき?
よくある質問の1つに
という質問があります。
この質問について回答すると「どちらでも良い」というものになります。
なぜなら世界中には実体にラインを引く人とヒゲにラインを引く人がいるからです。
どちらのパターンも意識されている以上、どちらにせよ反発する可能性や抜けて大きく反発する可能性があります。
ライントレードで重要なのはあくまで「仮説を立てる」ということです。
引いたライン付近に価格が達した時に相場の流れを見て仮説を立てていくという考え方が重要になります。
【必勝法】バイナリーオプションの具体的なライントレード手法
ライントレードとラインの引き方がわかったところで、ここから実際に手法の中にライントレードを組み込んで取引をする方法を解説します。
取引条件は以下の通りです。
◇取引条件
- エントリースタイル:逆張り(順張り)
- 使用するインジケーター:なし
- 時間足:1分足
- 取引時間:5分取引
手法のやり方は非常にシンプルです。
◇エントリーのやり方
①2回以上反発している箇所にラインを引く
②ラインを抜けたことを確認
③5分足に切り替え
④押し目・戻り目を確認
→エントリー
まずは①と②をそれぞれ確認してください。
①と②の条件が確認できたら次に5分足に切り替えます。
5分足に切り替えたら次は押し目買い・戻り売りのタイミングを狙います。
押し目買い・戻り売りとはトレンド相場において価格が再度上昇・下落していく箇所のことを言います。
上記の画像であれば下落トレンドの中で一度価格が上昇し再度下落していく場面のことです。
今回の流れでは1分足で抜けたラインはサポートラインでした。
つまり、その後レジサポ転換によりサポートラインはレジスタンスラインへと変わると考えることができます。
レジサポ転換が起きたと考えた時に次はレジスタンスラインで反発してくると予測することができるので、レジスタンスラインにタッチした時点で戻り売りのタイミングと判断しエントリーをおこなうという流れになります。
さらにこの手法の勝率を上げるためのポイントとしてタッチしてすぐにエントリーするのではなく一度下落トレンドの場合なら陰線、上昇トレンドの場合なら用船が出たこと確認してからエントリーするのがおすすめです。
確実にラインで反発していることを確認したうえでエントリーすることで勝率が高まります。
なお、今回の手法について動画で見てみたいという方はYouTubeでも解説していますのでぜひ見てみてください。
ライントレードを使いこなせばインジケーターはいらない?
ライントレードを使いこなせばインジケーターはいらないという人もいますが、僕自身はインジケーターも併用することをおすすめしています。
インジケーターを組み合わせることでライントレードの根拠を高めることができるからです。
反発を狙う場合:オシレーター系インジケーターと組み合わせて反発の根拠を高める
ラインを抜けて価格が伸びるタイミングエオ狙う場合:トレンド系インジケーターを組み合わせてトレンドが発生しているかを判断する
例えば先ほどの手法であれば、手法の条件としては組み込んでいませんが、同時にボリンジャーバンドを加えて価格が伸びているタイミングかどうかを判断しています。
ラインを抜けてトレンドが発生したタイミングでトレンドに沿って押し目買い・戻り売りでエントリーする手法のため、トレンドが発生したかが非常に重要になります。
ボリンジャーバンドがスクイーズ(広がっている)のであれば、十分大きな値動きでラインを突破してトレンドが発生したと判断することができ、根拠を高めた状態で押し目買い・戻り売りを仕掛けることが可能です。
ライントレードはあくまで「仮説を立てる」ことが重要な手法であるため、自分の仮説が正しいか確認するためにもインジケーターを併用して相場状況を確認しつつエントリーをしていきましょう。
まとめ
今回はライントレードについて詳しく解説しました。
ライントレードはバイナリーオプションで勝ち続けるためには非常に重要な手法であり、絶対に覚えておくことをお勧めします。
最初のうちは「どこにラインを引いたら良いのか?」といった悩みを抱えてしまう人も多いかと思いますが、この記事で解説した内容を元にMT4上にラインを引く練習を繰り返してみてください。
お、この記事の理解を深めるためには、そもそも相場とは?という基本知識やバイナリーオプションについての知識をしっかり学んでおく必要があります。
僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」であれば、バイナリーオプションで勝つために必要な基礎知識が学べるのでぜひ利用してみてください。
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