- バイナリーオプションのティックチャートが何かわかる
- 巷で噂される30秒ティックチャートの実態がわかる
バイナリートレーダーの武田雄太です。
インターネット上でバイナリーオプションでローソク足を見ずにティックチャートだけを見て勝てるという投稿を見かけることがあります。
結論から言うと、ティックチャートを見るだけでは絶対に勝てません。
今回の記事ではそもそもティックチャートとは?という基本的な内容から巷で噂されるティックチャートの攻略法、そもそもなぜ勝てないのか?という内容まで詳しく解説します。
この記事を読んでインターネット上の嘘の情報に騙されないように注意してください。
なお、この記事の理解を深めるために僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」も合わせて読むことをおすすめしています。(今なら下のボタンから無料でプレゼントしています。)
バイナリーオプションのティックチャートとは?
ティックチャートとは、取引対象となる資産の価格変動を時系列で表示したチャートのことです。
一般的なチャートでは価格の変動を時間軸にそって表示しますが、ティックチャートは時間によらず価格の変動を記録します。
つまり直近の価格変動を反映しているということです。
簡単に言えば上記のようなラインで表示されているチャートをティックチャートと言います。
ティックチャートとラインチャートの違い
MT4に搭載されているラインチャートとティックチャートは非常によく似ています。
ティックチャートは直近の価格変動を反映していますが、一方でラインチャートは時間内の終値を結んだチャートになるので似て非なるものです。
まず勝てない巷で噂される30秒ティックチャート攻略法
ティックチャートがどのようなものか分かったところで巷で噂されている30秒ティックチャート攻略法がどのような内容かを解説していきます。
ラインブレイクのタイミングでエントリーをする逆張り手法
巷で噂される手法の1つ目がライントレードで意識されるポイントを抜いた場合に逆張りを仕掛けるというものです。
MT4などでチャートを見ているとラインに達した場合に髭をつけて反発しているシーンを見かけることがあります。
このようなタイミングでは、髭が出来ている=少し抜けたタイミングで反発しているということになるので、逆張りをすれば勝てる可能性があります。
ただし、巷で言われる手法は30秒取引でティックチャートのみを見て、このタイミングを狙っていこうというものです。
どう考えても無理がありますよね。
そもそも上記のようにティックチャートにラインは引けませんし、そもそもティックチャートは直近の値動きに着目したものなので長期的にあらゆるトレーダーから意識されるポイントを探すというライントレードの原理に反しています。
もし勝てたとしても結果論であり、継続的に勝つことは絶対に出来ない手法です。
トレンドラインで反発するタイミングを狙った順張り(逆張り)手法
次によく噂されている手法は一時的にトレンドの中で上昇・下落するタイミングでエントリーしていくというものです。
トレンドの中の押し目買い・戻り売りのタイミングを狙うというわけですね。
ただし、この押し目買い・戻り売りはある程度長期の時間足で活きるものであり、直近の値動きしか見ていないティックチャートでは意味を成しません。
ちょっとした大きな値動きで全てを否定されてしまうんです。
勝てたとしても結果論に過ぎず、安定感を持つことは出来ないでしょう。
ノイズを利用した30秒ティックチャート手法
30秒レベルの短い時間帯になると、ちょっとした値動きで価格が大きく動きます。
そのため、そのタイミングを狙っていけば価格が戻る瞬間を狙えるというような手法はよくインターネット上で語られています。
上記のように価格が一時的に落ちたタイミングで逆張りをしていくというものです。
ちょっとした値動きを利用して勝てるということは、ちょっとした値動きで負けるということになりますよね。
ほぼギャンブルのようなトレードですので絶対にやめてください。
バイナリーオプションはティックチャートだけでは勝てない理由
ここまででティックチャートについて解説してきましたが、最後になぜティックチャートだけでは勝てないのかその理由を解説します。
テクニカル分析が効かない
バイナリーオプションで安定した成果を残すためにはチャートを分析してテクニカル分析をおこなう必要があります。
テクニカル分析とは、価格やチャート情報を元に、将来の相場の動向を予測する手法です。
移動平均線、RSI、MACDなどのインジケーター、ローソク足の情報などを用いて過去の価格変動のパターンを分析し、将来の動向を予測します。
テクニカル分析は時間足が長いほど効きやすくなるのでそもそも30秒という短い時間で取引をするのは不利になります。
また、ティックチャートはローソク足と違って情報量が圧倒的に少ないため正確な分析をするのは困難です。
ギャンブルトレードになる
ここまで3つのインターネット上で語られている手法を解説しましたが、どれも結果論であり、ギャンブルのようなトレードです。
あくまでバイナリーオプションはギャンブルではなく投資です。
適切なタイミングを狙ってエントリーをして勝ちの再現性を高めることで安定して利益を積みかされることができます。
そもそも楽して勝てるという観点で騙すために考えられた手法である
僕を含め勝てるトレードであればティックチャートを使った30秒取引で勝てるわけがないことは容易に分かります。
ではなぜティックチャートを使った30秒取引を進める人がいるのでしょうか?
答えは簡単で「楽して勝てる」とあなたに思わせたいからです。
僕が当ブログで解説しているような投資の本質をついた内容は非常に難しく感じると思います。
一方でMT4も不要、チャートを分析せずにティックチャートだけを見れば良いという手法は魅力的でしょう。
その時点で詐欺師の術中にかかっています。
そのまま行けば楽して稼ぎたいという想いに漬け込まれて、自動売買ツールを紹介され、何もしなくて稼げると言われるのがオチだと思います。
まとめ
今回の記事では、バイナリーオプションの30秒ティックチャートでは勝てない理由について解説しました。
本気でバイナリーオプションで稼いでいきたいのであればこのような甘い言葉を信じずに正しい知識を学んで正しい努力をしてください。
なお、この記事を読んで真実に気付き、正しい努力をしようと思った方は、僕の執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」を活用してください。
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