- 順張りと逆張りの違いがわかる
- 順張りと逆張りそれぞれの使い方がわかる
- 順張りと逆張りのどちらが勝ちやすいかわかる
バイナリートレーダーの武田雄太です。
バイナリーオプションの取引方法は大きく「順張り」と「逆張り」の2つに分けることができます。
今回は「順張り」「逆張り」についてそれぞれどのような手法なのか、どちらがバイナリーオプションで勝ちやすいのかを解説していきます。
バイナリーオプションをやるうえで順張りと逆張りのどちらで取引をすれば良いか悩んでいるという方はこの記事を読めば疑問が解決するはずです。
なお、今なら僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」を無料プレゼントしていますので、この記事の理解を深めるためにも併せて読むことをおすすめします。
バイナリーオプションの順張りと逆張りとは？
まずはバイナリーオプションの順張りと逆張りの違いについて詳しく解説してきます。
バイナリーオプションの順張りとは？
順張りとは、相場の流れと同じ方向にエントリーをする取引方法です。
価格が上昇している：さらに上昇すると予想してHigh
価格が下落している：さらに下落すると予想してLow
下記の画像の場合であれば価格が上昇している局面であり、さらに価格が上昇方向に伸びていくと判断してエントリーをおこないます。
順張りは相場の方向性が明確に定まっている場合に効果を発揮するトレードスタイルだと言えます。
バイナリーオプションの逆張りとは？
逆張りとは、相場の流れに逆らってエントリーをする取引方法です。
流れに逆らうというと危険な感じがしますが、エントリーの際は根拠を持って値動きが反発するポイントを狙うのが特徴です。
単純に相場の流れに逆らっているわけではないので注意してください。
価格が上昇している：そろそろ下落すると予想してLow
価格が下落している：そろそろ上昇すると予想してHigh
下記の画像の場合であれば、価格が下落している局面ではあるもののすでに売られすぎているため価格が反発すると判断してHighエントリーをおこないます。
逆張りではいかに相場が反発しそうな局面を見つけることができるかがポイントになります。
バイナリーオプションの順張り攻略法
順張りと逆張りの違いについてわかったところで、次に実際に順張りと逆張りを攻略する方法について具体的に解説していきます。
まずは順張りから学んでいきましょう。
バイナリーオプションの順張りではトレンド相場を狙う
順張りは明確な方向性が出ている相場でこそ真価を発揮する取引方法です。
また、価格が伸びていくポイントでエントリーをしていくことになるので基本的に「トレンド相場」を狙うようにしてください。
価格が一方向に勢いよく上昇下落している相場状況
順張りをするうえでは、まず現在の相場状況がトレンド相場なのかを判断するようにしてください。
なお、トレンド相場について学んでおきたいという方は以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
トレンド相場で順張りをするならニューヨーク時間を狙う
1日の中でも特にトレンド相場になりやすいと言われているのが「ニューヨーク時間」です。
ニューヨークが昼の時間になる時間帯で日本時間では深夜の時間帯
上の画像を見てみると分かりやすいのですが、ニューヨーク時間はロンドン時間と一部為替市場が開いている時間帯が被っていますよね。
元々ロンドン市場、ニューヨーク市場というのは非常に取引量が多く価格が大きく動きやすい時間帯なので、この2つの時間帯が被ることにより強力なトレンド相場が生まれやすくなるんです。
つまり、トレンド相場で取引をするのが重要な順張りにおいて、トレンド相場になりやすいニューヨーク時間で取引をすると有利に取引を進めやすくなると言えます。
もちろんニューヨーク時間以外にもトレンド相場は発生しますが、トレンド相場の見極めに慣れていないという初心者の方はまずニューヨーク時間の取引から始めてみると良いかもしれません。
なお、今回解説したように各時間帯には様々な特徴があり、バイナリーオプションで勝つためにはその特徴を知っておく必要があります。
以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
https://binary-verificationlab.com/world-time/
【応用編】トレンド相場を狙うバイナリーオプション順張り手法
次に実際に使える僕が考案した手法を使いながら具体的な順張りのエントリー方法を解説していきます。
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STEP1トレンド相場を確認する
順張りの基本は現在の相場がトレンド相場であることを確認することです。
まずは以下の条件でトレンド相場であることを確認していきます。
トレンド相場の判断方法高値と安値が2回づつある
トレンド相場の定義として、
上昇トレンドの場合：高値を更新し続けている
下落トレンドの場合：安値を更新し続けている
ということが挙げられるので、高値と安値が2回ずつあることを確認することでトレンド相場だと定義することができます。
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STEP2価格が伸びていくタイミングを見つける
順張りでは価格が伸びていくタイミングがエントリーポイントになるので、トレンド相場であることを把握した後は価格が伸びていくタイミングを見つけていくことになります。
そこで今回の手法では、
2回目の高値・安値を更新したタイミング
を価格が伸びていくポイントと定義します。
上の画像のように上昇トレンドであれば2回目の高値を超えたタイミングが価格が伸びるタイミングと定義します。
一方で下の画像のように下落トレンドであれば2回目の安値をこえったタイミングが価格が伸びるタイミングと定義していきます。
トレンド相場は高値・安値を更新していく相場状況のため、高値・安値を更新するということは、そこからさらにトレンド相場が続いていくと判断することができます。
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STEP3次足の頭でエントリー
これは順張りに限った話ではありませんが、バイナリーオプションでは必ず条件が揃った次のローソク足の頭でエントリーをするようにしてください。
今回の手法であれば、高値・安値を超えた時点でエントリーをするわけではなく、高値・安値を超えた次のローソク足の頭でエントリーをすることになります。
バイナリーオプションの逆張り攻略法
順張りについてわかったところで、次は逆張りについて解説していきます。
バイナリーオプションの逆張りではレンジ相場を狙う
逆張りは価格が反発するポイントを見極めることができるかが重要な取引方法です。
そこで、価格が反発するポイントを見極めるために「レンジ相場」を狙うのをおすすめします。
価格が一定の値幅内で行ったり来たりしている相場状況
レンジ相場では一定の値幅内で行ったり来たりを繰り返すという特性上、高値と安値に達したら価格が反発すると考えることができます。
そのため、反発するタイミングとして非常に分かりやすく逆張りと相性が良いんです。
もちろんレンジ相場以外で逆張りをすることもできますが、初心者はまずレンジ相場で取引をしていきましょう。
なお、レンジ相場について学んでおきたいという方は以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
トレンド相場で逆張りをするなら東京時間を狙う
1日の中でも特にレンジ相場になりやすいと言われているのが「東京時間」です。
日本時間では昼間の時間帯
東京時間はロンドン時間やニューヨーク時間に比べると取引量がそれほど多くないので高値や安値を突破するほどの値動きが起こりづらくレンジ相場になりやすいんです。
つまり、レンジ相場で取引をするのが重要な逆張りにおいて、レンジ相場になりやすい東京時間で取引をすると有利に取引を進めやすくなると言えます。
もちろん東京時間以外にもレンジ相場は発生しますが、レンジ相場の見極めに慣れていないという初心者の方はまず東京時間の取引から始めてみると良いかもしれません。
【応用編】レンジ相場を狙うバイナリーオプション逆張り攻略法
次に実際に使える僕が考案した手法を使いながら具体的な逆張りのエントリー方法を解説していきます。
なお、逆張りで明確な反発ポイントを見つけるために必ず「インジケーター」を利用します。
過去の値動きを自動で計算して、指標としてチャート上に表示したもの
インジケーターを利用するためには「MT4」という無料のチャートソフトが必要になるのでまだダウンロードしていないという人は必ずダウンロードをしておきましょう。
ちなみに、MT4のダウンロード方法は以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
先ほど順張りの手法ではインジケーターを使わない手法を解説しましたが、順張りもインジケーターを使った方が勝ちやすくなります。
順張りしかやらないとしても、MT4は必ずダウンロードしてください。
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STEP1レンジ相場を確認する
逆張りの基本は現在の相場がレンジ相場であることを確認することです。
まずは以下の条件でレンジ相場であることを確認していきます。
レンジ相場の判断方法東京時間にエントリーをする
先ほども解説したように東京時間でエントリーをすることでレンジ相場になりやすい状況を作っていきます。
東京時間＝全てがレンジ相場ではありません。
あくまでレンジ相場になりやすくなるという趣旨ですので、目視でレンジ相場かどうか確認するようにしてください。
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STEP2インジケーターで反発のポイントを確認する
逆張りで主に使うインジケーターは「オシレーター系インジケーター」と呼ばれるインジケーターで「相場の過熱感」を示します。
相場の過熱感とは？現在の相場が買われすぎているもしくは売られすぎているかということです。
買われすぎている、売られすぎているということはそろそろ反発するだろうと判断することができるので逆張りと相性が良いと言えます。
今回の手法では、
・RSI
というオシレーター系インジケーターを使って取引をおこないます。
また、相場状況を確認するために現在の相場状況を示す「トレンド系インジケーター」の一種である
・ボリンジャーバンド
を合わせて利用します。
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STEP3手法の条件が揃ったことを確認する
手法のやり方ですが、HighエントリーとLowエントリーで分けて解説します。
◇Highエントリーのやり方
①東京時間を狙う（レンジ相場になりやすくするため）
②RSIが30%を超えた
③ボリンジャーバンドが2σタッチ
※ローソク足の実体が2σを超えた場合は3σタッチまでエントリーしない
◇Lowエントリーのやり方
①東京時間を狙う（レンジ相場になりやすくするため）
②RSIが70%を超えた
③ボリンジャーバンドが2σタッチ
※ローソク足の実体が2σを超えた場合は3σタッチまでエントリーしない
この手法は東京時間に絞ってエントリーをすることで極力レンジ相場で取引をやりやすくなるので相場状況を確認するのが苦手という方でも取り組みやすいです。
また、RSIの設定値を「7」という一般的に使われる数値より短くすることで東京時間における小さな値動きも取っていけるようになっています。
この手法のベースになっている「RSI＋ボリンジャーバンド」はバイナリーオプションにおいては鉄板手法ですが、レンジ相場という相場状況を確認することで騙しに遭いにくく勝ちやすくなっています。
ちなみに「騙し」というのはバイナリーオプションの天敵であり、知らないという方は以下の記事で学んでおいてください。
バイナリーオプションで騙しを回避する方法解説！役立つ手法も紹介！バイナリーオプションで勝率を上げるために必ず回避する必要がある「騙し」について攻略法と対策を徹底的に解説します。騙しを回避する本質的な方法から実際にプロトレーダーが考えた騙しを回避する手法までを解説しますので、この記事を読めば騙しに遭う確率を限りなく低くすることができるでしょう。...
この手法で利用したインジケーター「RSI」「ボリンジャーバンド」について詳しく知りたいという方は以下の記事で解説していますのでぜひ参考にしてください。
順張り・逆張りどちらでも使えるバイナリーオプション勝率アップ法
ここまでで順張りと逆張りについて理解できたかと思います。
次に順張りと逆張りを覚えた後により勝率をアップさせるためのポイントを解説していきます。
トレンド系インジケーターで相場状況を把握する
当記事の解説でもお伝えしてきましたが、順張りをするなら「トレンド相場」逆張りをするなら「レンジ相場」というように相場状況を確実に把握して取引をするのは勝率を上げるうえで非常に重要です。
そして、相場状況を把握するために非常に重要なのが逆張りの手法で紹介した「トレンド系インジケーター」です。
ちなみに代表的なトレンド系インジケーターは以下の通りです。
◇代表的なトレンド系インジケーター
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
上記のトレンド系インジケーターは現在の相場がどのような状況なのかを把握するうえでは非常に重要なインジケーターです。
ぜひこの機会に使い方を覚えておいてください。
なお、各インジケーターの解説については以下の記事で詳しくお話ししていますので参考にしてください。
MTF分析で相場の全体像を把握する
バイナリーオプションで相場状況を把握するためにトレンド系インジケーターと同じくっらい重要になるのが「MTF分析（マルチタイムフレーム分析）」です。
取引をする時間足だけでなく、複数の時間足を見ながら取引をすること
例えば5分取引をするとして、5分足しか見ていないという人は非常に多いと思います。
ただし、MTF分析では5分取引をするとしても1時間足といった他の時間足を見て取引をするんです。
では、なぜMTF分析が重要かというとそもそも相場の流れというのは長期足（1時間足や4時間足）に引っ張られていく傾向があるからです。
◇長期足に相場の流れが引っ張られる理由
相場を動かしているFXのトレーダーたちがトレードの目安にしているのが1時間足や4時間足といった長期足だから
まず以下の画像をみてください。
この画像を見ると現在の相場状況はレンジ相場にしか見えませんよね。
一方でこのチャートを1時間足で見てみると以下のようになります。（青い箇所が上記のレンジ相場の場面です。）
レンジ相場だと思っていた場面は1時間足で見た場合、非常に勢いのある上昇トレンドであることがわかります。
そして、その後も1時間足の流れに引っ張られて上昇トレンドが継続しています。
この例を元に考えると、レンジ相場だったとしても最終的に上昇方向に進んでいくのですからLowではエントリーせずにHighでのみエントリーする方が優位だということが分かりますよね。
直近の値動きに逆らう逆張りをやるとしても大局の大きな流れには沿った方が勝ちやすくなるので、MTF分析で大局の流れを掴んで取引をするようにしていきましょう。
クオリティの高い逆張りロジックであれば相場の流れに関係なくエントリーをすることができますが、慣れないうちは逆張りだったとしても長期の流れに乗ってエントリーをすることを心がけましょう。
結局バイナリーオプションでは順張りと逆張りどちらが勝ちやすいのか？
ここまで順張りと逆張りについて詳しく解説してきましたが、結局どちらが勝ちやすいか？と疑問に思っている人も多いでしょう。
答えを言ってしまうと、相場の原理原則から考えれば「順張り」の方が勝ちやすいです。
このことから考えても順張りの方が優位なのは間違いありません。
ただし、相場というのは7〜8割がレンジ相場で出来ており、順張りだけではまともにエントリーをすることができません。
つまり、バイナリーオプションでエントリー回数を重ねて稼いでいくためには「逆張り」ができないと話にならないんです。
これらのことから考えると相場状況を正しく把握して、トレンド相場なら順張り、レンジ相場なら逆張りというように使い分けれるようになるのがベストだと言えるでしょう。
その使い分けができるようになり、トレードスキルが向上した後は逆張りの方がエントリー回数を稼げるので逆張りメインで取引をしていくのも良いと思います。
このように逆張りメインで取引ができるようになるのは、あくまでトレードスキルが上昇した後の話なので、まずは順張り（逆張りとして大局の流れの沿ってエントリー）から練習していきましょう。
まとめ
今回はバイナリーオプションにおける「順張り」「逆張り」について詳しく解説しました。
どちらをやるにしても大切なのは「相場状況を認識する」ことで、相場状況にあったトレードスタイルを選択して取引をしていくことが重要です。
そのためにはまず相場の原理原則を理解して、相場状況を見極められるようになる必要があります。
もし、この記事を読んでいるあなたがうまく相場状況を見極められないというのであればそれはバイナリーオプションという投資や為替相場に対する知識が不足した状態だと言えます。
その場合は僕の執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」で学んでみてください。
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