- MTF(マルチタイムフレーム)分析が何かわかる
- MTF(マルチタイムフレーム)分析のやり方がわかる
バイナリートレーダーの武田雄太です。
バイナリーオプションで勝つために非常に有効だと言われている手法の1つにMTF(マルチタイムフレーム)分析と呼ばれる手法があります。
MTF分析を使いこなせば相場の流れが非常に把握しやすくなり勝率を上げやすくなるんです。
今回はMTF分析をやったことがないという初心者の方でもわかるようにそもそもMTF分析とは?という基本的な内容からMTF分析のやり方まで詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
この記事も読めばあなたも今日からMTF分析をトレードに取り入れることが出来ます。
なお、この記事の理解を深めるために僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」も合わせて読むことをおすすめしています。(今なら下のボタンから無料でプレゼントしています。)
MTF(マルチタイムフレーム)分析とは?
MTF分析とは複数の時間足を用いて相場を分析する手法です。
MT4ではローソク足1本あたりの時間軸を変更することができ、「時間足」と呼びます。
◆時間足の考え方
ローソク足1本あたりで何分間(何時間)の値動きを表現しているかを示す。
ローソク足1本が5分:5分足
ローソク足1本が1時間:1時間足
時間足が長くなればなるほど相場の全体像を見ることが出来ます。
例えば、短期足で見ていたチャートが下落トレンドを示していた場合に長期足で見た場合は実は上昇トレンドだったということが起こりうるからです。
もし上の画像のような相場なのであれば再度上昇に入るタイミングを待ち、Highでエントリーをした方が勝ちやすくなりますよね。
このように複数の時間足を見るMTF分析をすることで相場全体の流れが分かりやすくなり、勝ちやすくなるというわけです。
バイナリーオプションでMTF分析を使うメリット
バイナリーオプションにおいてMTF分析を使うメリットは以下の3つです。
- 相場の全体像がわかる
- 複数の時間足を見ることで戦略が立てやすい
- 今後相場の向かう方向性がわかる
相場の全体像がわかる
MTF分析を使うことで相場が本質的にどのような動きをしているかを理解することが出来ます。
例えばトレンド相場があったとしてトレンド相場は一方向に値動きをしているわけではありません。
上下を繰り返しながら上昇下落をおこなっています。
そして実はその上下の中にも細かく値動きが起きているんです。
考え方としては長期足の中に短期足が存在しているという考え方になります。
短期足だけを見ていると上記の図で言うと黄色の線だけを見ているだけなので、正しく相場の全体像が捉えられていません。
MTF分析を利用することで相場の全体像を掴むことが出来ます。
複数の時間足を見ることで戦略が立てやすい
複数の時間足を見ることで戦略が立てやすくなります。
以下はドル円の5分足チャートですが、一見レンジ相場のように見えますよね。
この場面を1時間足で見てみましょう。
このように5分足ではレンジ相場のように見えていても1時間足で見てみるとトレンド相場の途中だったというわけです。
これだけ強力なトレンド相場であれば、いくら5分足でレンジ相場だったといっても、上昇方向にエントリーした方が勝ちやすくなります。
このようにMTF分析を使うことで戦略が立てやすく、より根拠が重なったトレードをすることが出来ます。
今後相場の向かう方向性がわかる
「相場は大きな時間足の流れに従う」と言う大原則があります。
そのため、必勝法を使用する際には大きな時間足の方向性を気にすると手法の精度がUPする傾向にあります。
例えば、大きな時間足の方向性が上昇の時ならばエントリー方向はハイエントリーのみに固定するなどです。
イメージとしてはこの画像のように大きな時間足の中で小さな時間足が動いていると考えてもらえばよいでしょう。
バイナリーオプションはどうしてもエントリーする時間足を気にしてしまいますが、バイナリーオプションで使用する1分足や5分足は大きな流れの中の一部でしかありません。
そのため、MTF分析をすることで相場の流れを捉えることが出来るので将来的な相場の動きを予測することが出来ます。
最初は難しいと思いますが、先ほど解説した検証などで自分が使いたい必勝法の時間足を変えて見てみることにより、新しい発見があるはずです。
バイナリーオプションにおけるMTF分析のやり方
MTF分析について分かったところで次にMTF分析のやり方を解説します。
MTF分析のやり方は以下の通りです。
普段取引をしている時間している時間足より長い時間足→短い時間足の順で見ていく
4時間足→1時間足→5分足の順で見ていく
MTF分析では「マルチタイムフレーム」というくらい複数の時間足を見ていく必要がありますが、基本的には長期足→短期足の順で見ていくことになります。
おすすめは4時間足→1時間足→5分足の順です。
主に相場を動かしているFXのトレーダーは4時間足を重視しているケースが多いので4時間足をベースに見ていくと相場の流れが分かりやすくなります。
そのため、4時間足から見ていくようにしましょう。
なお、1分取引をメインでおこなっているという方は5分足の後に1分足を見るようにしてください。
上位足との流れが揃っている場面でエントリーをする
MTF分析を使う場合のエントリーポイントとしておすすめなのが「上位足と下位足が同じ方向性を示しているポイント」です。
つまり、4時間足も上昇、1時間足も上昇、5分足も上昇といったような場面がおすすめということになります。
上記のような場面を1時間足で確認できたとしてその後5分取引でエントリーする場合は以下のようなレンジ相場が終わった後、5分でも上昇トレンドが確認できる場面でエントリーをしていこうというわけです。
ぜひ意識してみてください。
移動平均線を合わせて確認していくのもおすすめ
移動平均線とは、設定した期間の終値の平均値を1本の線で繋ぎ合わせて表示するインジケーターです。
移動平均線を使えば、ローソク足との位置関係によって相場の状況を把握することができます。
ローソク足が移動平均線の上:上昇傾向
ローソク足が移動平均線の下:下落傾向
以下の画像のようにローソク足が移動平均線より上にある場合には過去の平均値に比べて現在の価格が高いということがわかるので上昇傾向にあると判断することができます。
逆に以下の画像のようにローソク足が移動平均線より下にある場合には過去の平均値より現在の価格が低いので下落傾向にあることがわかります。
移動平均線を上位足で使うことでよりMTF分析における精度を上げることができますので、ぜひMTF分析に取り入れてみてください。
バイナリーオプションで使える逆MTF分析の考え方
MTF分析の基本は上位足→下位足の順に見ていくというものですが、実は下位足から順に相場を見ていくという考え方もあります。
具体的に手法に落とし込んで解説します。
◇取引条件
- エントリースタイル:逆張り
- 使用するインジケーター:ボリンジャーバンド
設定値は次のようになります。
◇インジケーターの設定
移動平均線:期間:20,50,200
※その他はデフォルト
ボリンジャーバンド:期間:20
※その他はデフォルト
エントリーの手順を解説します。
◇Highエントリーのやり方
①移動平均線(50)が上向き
②ボリンジャーバンド-2σタッチ
③15分取引の10分~15分でエントリー
◇Lowエントリーのやり方
①移動平均線(50)が下向き
②ボリンジャーバンド2σタッチ
③15分取引の10分~15分でエントリー
黄色の線でエントリーをして黄色の線で決済されるというイメージですが、1分で詳細に分析することによって勝ちやすくなっています。
このようにマルチタイムフレームというだけあって複数の時間足をみてエントリーをするという考え方がMTF分析において何より重要ですのでぜひ意識をしてみてください。
まとめ
今回はバイナリーオプションにおけるMTF分析について解説しました。
MTF分析を使いこなすことで相場の全体像を把握して、優位にトレードを進めることが出来ます。
ぜひ活用してみてください。
なお、MTF分析のような相場知識を学びたいという方は僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」を読むことをおすすめします。
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