- バイナリーオプションにおける期待値の重要性
- バイナリーオプションにおける期待値の計算方法
- 期待値を高めるためのトレード戦略がわかる
バイナリートレーダーの武田雄太です。
バイナリーオプションでの成果を最大化するために、「期待値」について考えたことはありますか?
正しく勝って稼いでいくためには手法だけでなく「期待値」の考え方を知っておく必要があります。
そこで、今回はバイナリーオプションと期待値について解説します。
この記事を読めば、バイナリーオプションでの期待値の重要性や計算方法、エントリー判断への影響について詳しく理解できます。
期待値を把握することで、利益を最適化し、トレードの成果を向上させることができるでしょう。
ぜひ最後まで読んで学んでください。
なお、この記事の理解を深めるために僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」という教科書を併せて読むことをおすすめします。
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バイナリーオプションにおける期待値とは?
バイナリーオプションにおいて、期待値は非常に重要な概念です。
まずはバイナリーオプションの期待値について知っておきましょう。
期待値の意味とは?
期待値とは、1回のエントリーでどれくらいの利益を得られるかを示す値です。
つまり、正確な期待値の計算とその重要性を理解することは、バイナリーオプションでのトレードにおいて成功するための鍵になるんです。
期待値の計算方法とその重要性
期待値の計算方法は、以下の通りです。
バイナリーオプションにおける期待値の計算式は次の通りです。
期待値=(掛け金×利益率×勝率)-(掛け金×負ける確率)
- 掛け金:1回あたりのエントリー金額
- 利益率:ペイアウト率ー1(1.85倍の場合は1.85ー1=0.85)
- 勝率:同じ取引を繰り返した場合に勝てる確率
- 負ける確率:100%ー勝率(勝率が60%であれば負ける確率は40%)
◆計算例
(1000円×0.85×0.6)ー(1000円×0.4)=510円ー400円=110円
利益率は実際にペイアウト率ではなく、実際に増える利益を指すので1.85倍の場合は1.85-1=0.85となります。
期待値は実際に資金が増える額のことなので、期待値が高いほど資金が増えるということになります。
なお、期待値を正しく計算していくために重要なのは掛け金を一定にするということで、計算式から分かる通り掛け金がバラバラだと正しく計算をすることが出来ません。
掛け金を一定に揃えるのはバイナリーオプションで稼ぐために非常に重要な「資金管理」の基礎中の基礎ですので、期待値計算のためだけではなく稼ぎやすくするためにも徹底しておきましょう。
バイナリーオプションにおいて期待値を高める方法
バイナリーオプションにおいて期待値を上げるためには以下の2つの方法しかありません。
- エントリー金額を上げる
- 勝率を上げる
期待値を上げる方法①:エントリー金額を上げる
期待値を上げる方法の1つ目はエントリー金額を上げることです。
勝率 | エントリー金額 | 期待値 |
60% | 1,000円 | 110円 |
60% | 3,000円 | 330円 |
60% | 5,000円 | 550円 |
60% | 10,000円 | 1,100円 |
60% | 50,000円 | 5,500円 |
上記の図のようにエントリー金額を上げれば上げるほど期待値が高くなっていきます。
そのため、資金に余裕がある方はエントリー金額を上げることで稼げる額が急速に増えていくでしょう。
期待値を上げる方法②:勝率を上げる
期待値を上げる方法の1つ目は勝率を上げることです。
勝率 | エントリー金額 | 期待値 |
40% | 10,000円 | -2600円 |
50% | 10,000円 | -750円 |
60% | 10,000円 | 1,100円 |
70% | 10,000円 | 2,950円 |
80% | 10,000円 | 4,800円 |
上記の図のように勝率を上げれば上げるほど期待値が高くなっていきます。
バイナリーオプションにおいて勝率を上げることを目指す方は非常に多いと思いますが、勝率が上がると期待値が上がるため勝てるようになると裏側の理由をお分かり頂けるのではないでしょうか?
エントリー金額を増やすというのは資金に余裕がない人にとっては現実的ではありませんが、勝率を上げるというのは誰でも目指していけることですので、期待値を上げるために目指していきましょう。
期待値と損益分岐点、ペイアウト率の関係
期待値を上げるために勝率を上げていくという方向性がわかったところで、次は勝率を上げるための基礎となる勝率の計算方法から損益分岐点、ペイアウト率の関係性を理解しておきましょう。
勝率の計算方法と損益分岐点の計算方法
バイナリーオプションにおける勝率の計算方法は以下の通りです。
勝ったエントリー回数÷エントリーをした回数×100=勝率
次に考えていきたいのは勝率が何%以上あれば利益が出るのかということですよね。
「利益が出る一定以上の勝率」がいくつなのかということは「損益分岐点」という考え方を用いて判断します。
◆損益分岐点とは?
損益分岐点とは、損失と利益の分かれ目になる勝率
損益分岐点の計算方法は以下の通りです。
100÷ペイアウト率=損益分岐点
例えば、ペイアウト率1.85倍の場合であれば、
100÷1.85=54.054
となるので、勝率54%以上で利益が出るということです。
つまり、ペイアウト率1.85倍で取引をするのであれば54.054%以上の勝率を目指していく必要があります。
損益分岐点とペイアウト率の関係性
計算式から分かる通り、損益分岐点はペイアウト率が高ければ高いほど低くなり、利益を出しやすくなります。
以下はハイローオーストラリアのペイアウト率一覧と損益分岐点です。
取引方法 | 取引時間 | ペイアウト率 | 損益分岐点 |
HighLow (ハイロー) |
15分 | 1.85倍 | 54.05% |
1時間 | 1.90倍 | 52.6% | |
1日 | 1.95倍 | 51.28% | |
HighLowスプレッド (ハイロースプレッド) |
15分 | 2.00倍 | 50% |
1時間 | 2.00倍 | 50% | |
1日 | 2.00倍 | 50% | |
Turbo (ターボ) |
30秒 | 1.95倍 | 51.28% |
1分 | 1.90倍 | 52.6% | |
3分 | 1.90倍 | 52.6% | |
5分 | 1.85倍 | 54.05% | |
Turboスプレッド (ターボスプレッド) |
30秒 | 2.30倍 | 43.47% |
1分 | 2.20倍 | 45.45% | |
3分 | 2.05倍 | 48.78% | |
5分 | 2.00倍 | 50% |
ペイアウト率が高い取引方法の方が損益分岐点が低いことがわかりますよね。
このように損益分岐点を低くして利益を出しやすくするためにはペイアウト率が高い必要があるということです。
期待値を高めるためにおすすめのペイアウト率が高い業者は?
ペイアウト率が高い方が期待値が上がり利益を出しやすいということは、業者選びの段階でペイアウト率が高い業者を選ぶことが非常に重要だということです。
そこで各業者のペイアウト率を比較していきます。
取引業者 | 30秒取引 | 1分取引 | 15分取引 |
ハイローオーストラリア | 2.30倍 | 2.20倍 | 2.00倍 |
ザオプション | 2.00倍 | 2.00倍 | 2.00倍 |
ファイブスターマーケット | 1.80倍 | 1.80倍 | 1.72倍 |
ソニックオプション | 2.20倍 | 2.00倍 | なし |
トレード200 | なし | 2.00倍 | なし |
それぞれの業者ごとに取引のルールが違うので一概には比較することはできないですが、基本的にはハイローオーストラリアのペイアウト率が最も高いことがわかりますね。
期待値を高めるという観点から考えてもハイローオーストラリアが一番優れていると言えるでしょう。
勝率を高めて期待値を上げるトレード戦略
この記事で解説した通り、期待値を高めるためには勝率を上げるのが重要です。
ここからは期待値を上げるために勝率を高めることができるトレード戦略を解説します。
期待値を高める戦略①:テクニカル分析の精度向上
テクニカル分析は、過去の価格変動データを分析して将来の価格変動を予測する手法です。
期待値を最大化するためには、テクニカル分析を駆使してエントリーポイントを適切に把握し、トレードの勝率を向上させることが重要なのでまずはテクニカル分析の精度向上を目指しましょう。
なお、テクニカル分析の精度向上法については以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
期待値を高める戦略②:順張りトレンドフォロー
相場は多く分けて「トレンド相場」と「レンジ相場」に分けることが出来ます。
相場状況に合わせて適切なエントリー方法を利用することは期待値を高めるために非常に重要です。
まずはトレンド相場におけるトレンドフォロー戦略はについて解説します。
トレンドフォロー戦略とは、相場のトレンドに沿ってトレードする手法で、相場の強いトレンドに乗ることで、大きな利益を狙うことができます。
具体的に狙うポイントは以下の通りです。
- ブレイクアウト
- 押し目買い・戻り売り
それぞれ意味を解説していきます。
なお、トレンドフォローについては以下の記事でも解説していますので合わせて参考にしてください。
ブレイクアウト
ブレイクアウトはトレンドフォローの基本戦略です。
高値・安値を更新した瞬間にエントリーをする
上の画像の場合だと上昇トレンドが発生しており、高値を更新すればさらに上昇トレンドが継続すると判断することができます。
その場合に高値を超えたタイミングは、価格が伸びやすいタイミングと判断して順張りでエントリーをしていくというわけです。
押し目買い・戻り売り
トレンド相場だといっても常に上昇・下落を続けるわけではなく、上がったり、下がったりを繰り返しながら一方向に進んでいきます。
その特性を生かして、一度上がったり、下がったりしたタイミングで順張りエントリーをしていく手法を「押し目買い・戻り売り」と言います。
上の画像は「戻り売り」を示したもので、下落トレンドの中で一時的に上昇してそこから再度下落しているタイミングで順張りエントリーを仕掛けています。
期待値を高める戦略③:レンジ相場における逆張り
逆張り戦略はレンジ相場においてローソク足が反転するポイントでトレードをする手法です。
レンジ相場は全相場の7割を占めており、レンジ相場を制することで大きな利益を上げやすくなります。
具体的に狙うポイントは以下の通りです。
- 何度も意識されている高値・安値
レンジ相場では「ライントレード」という考え方を用いて意識されている高値・安値を狙っていきましょう。
なお、ライントレードとは、チャート上にライン(線)を引き、ローソク足がラインにタッチ(近づいた)した時にエントリーをする手法です。
相場において意識されているポイントにラインを引いて、ライン付近にローソク足が近づいた時に「反発しそうだな」「抜けてここから価格が伸びそうだな」といったようにエントリーの根拠にします。
以下の記事でライントレードについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
勝率が上がったら複利運用でエントリー金額を上げて期待値を上げよう
勝率を上げて稼げるようになってきたら次のステップとして複利運用でエントリー金額を上げていきましょう。
出た利益を再投資していくという考え方
僕の視聴者の方で以下のように資金管理を徹底したうえで複利運用をおこなって1万円から月収100万円を達成した方がいます。
口座資金の2%のエントリーを繰り返して、稼いだ資金は複利運用していくことで同じエントリー回数でも最終的に8ヶ月で月収100万円を達成しています。
1000円エントリーから始めたとしても損益分岐点を超える勝率を維持して口座資金を増やしていくことでエントリー金額を上げることが出来るので期待を高め稼ぐことが出来るようになります。
今、お金がないという方でも十分人生を変えることが可能ですので、ぜひ複利運用を試してみてください
まとめ
今回の記事では、バイナリーオプションと期待値について解説しました。
期待値を上げるためにはまず勝率を高めていくという考え方が重要です。
勝率を高めることが出来たら、次は複利運用で資金を増やしていきましょう。
今日現在お金がないという方でも、人生を変えることが可能になります。
なお、勝率を上げるためにはこの記事でも解説したように相場の正しい知識を学ぶ必要があります。
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