- 曜日ごとの為替傾向がわかる
- 曜日ごとの注意点がわかる
- 曜日ごとの取引戦略がわかる
バイナリートレーダーの武田雄太です。
バイナリーオプションでは平日の間いつでも取引ができますが、実は曜日によって値動きが違うことをご存知ですか？
今回の記事では曜日ごとの為替相場の値動きの特徴を詳しく解説します。
この記事を読めば曜日ごとの値動きの特徴を知ることで、より各曜日の値動きに合わせた取引ができるようになるので勝率も上がるはずです。
なお、この記事の理解を深めるために僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」という教科書を併せて読むことをおすすめします。
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バイナリーオプションにおける曜日ごとの特徴と注意点
バイナリーオプションの取引ができる平日を大きく分けると以下の二つに分けることができます。
- 値動きが激しい曜日：月曜日・金曜日
- 値動きがおとなしい曜日：火曜日・水曜日・木曜日
そこで今回の記事では上記を踏まえて以下の3項目にて解説していきます。
- 月曜日
- 火曜日・水曜日・木曜日
- 金曜日
月曜日の特徴と注意点
月曜日最大の特徴は土日に起きたニュースがそのまま相場に反映されるということです。
一例を挙げると「窓」という現象でしょう。
市場が開いていない週末に大きな政治的ニュースや要人発言があったときに、金曜日の終値と月曜日の始値が大きくかい離する場合があります。
チャートに窓が空いたようになることから「窓（窓開け）」と呼ばれます。
この窓は土日に起きたニュースを受けて、月曜の始値の段階でローソク足が大きく乖離してしまう現象です。
さらに窓だけではなく、東京市場が開く9時も大きな値動きをしがちなので非常に危険です。
このように月曜日は週末にあったニュースを受けて流れとは全く異なる突発的な値動きをしてしまうことが特徴です。
そのため、月曜日の午前中の取引は控えておくことをおすすめします。
火曜日・水曜日・木曜日の特徴と注意点
火曜日・水曜日・木曜日は月曜日に比べると比較的おとなしい値動きをするのが特徴です。
騙しなどにも遭いにくくなります。
騙しとは、自分が利用している手法でエントリーできるはずのポイントなのにも関わらず、予想とは真逆の値動きをすることです。
RSIを使っていて数値が70%に達した。
反発すると思いローエントリーをしたものの価格は上昇してしまった。
バイナリーオプションではピンポイントに値動きを予測する必要があるため、勝率を上げていくために上記のような騙しを回避していくことが重要です。
火曜日・水曜日・木曜日であれば騙しに遭いにくくテクニカル分析も効きやすくなるので、トレードをするのであれば火曜日・水曜日・木曜日を狙っていきましょう。
なお、値動きが比較的おとなしいことで相場全体が動かず、市場参加者が少ないという場面であれば逆に注意が必要です。
そもそもテクニカル分析が効きやすいタイミングとは、相場参加者が多く大衆心理が働きやすいタイミングなんです。
相場というのは機械が動かしているわけではなく、必ず人が動かしています。
トレーダーたち（FXトレーダー）がおこなうエントリーで価格が動いています。
そして、トレードをやっているようなトレーダーであれば誰もが同じような勉強をしているため、同じような局面を意識して同じようなエントリーをしているんです。
そのため、市場参加者が多いとテクニカル分析が比較的効きやすくなり、予想通りに相場が動きやすいと言えます。
つまり、あまりに値動きをしていない相場ではテクニカル分析が効かなくなってしまいます。
火曜日・水曜日・木曜日に取引をするのであれば、その中でも大きく値動きをしている相場を狙っていきましょう。
なお、テクニカル分析については以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
金曜日の特徴と注意点
金曜日は重大な経済指標が発表されることが多く値動きが激しくなりやすいです。
経済指標発表時の相場は、ただ激しいだけではなく、テクニカル分析が効かない相場でもあるので注意してください。
なお、経済指標とは、世界各国が発表している自国の経済状況を数値化したものです。
経済は景気、物価、貿易、金利など様々な要因から成り立っており、それぞれを細かく数値化することで経済状況を正確に把握しようとしているんです。
では、なぜこの経済指標がバイナリーオプションにおいて重要なのかというと各国の経済状況が為替相場に大きな影響を与えるからです。
例えばアメリカの経済が悪化していることが経済指標から明らかになった場合、ドルを保有しておきたいと思う人は少なくなり、ドルを売る人が多くなります。
重要な経済指標が発表される金曜日は絶対にエントリーを避けるようにしてください。
なお、経済指標は全てを避ければ良いというものではありません。
避けるべき重要な経済指標については以下の記事で詳しく解説していますので併せて読んでおきましょう。
また、金曜日は経済指標発表がなくても値動きが荒れやすいです。
その理由は1週間の市場がクローズする最終日であるため、月曜日までポジションを保持したくないFXトレーダー達が決済をおこなうからです。
上記の表でそれぞれ市場が閉まる時間はその時間帯で取引をしているトレーダー達がポジションを決済するので相場の値動きがあれがちです。
金曜日にトレードをする場合は日中であっても市場が閉まる時間は注意するようにしてください。
なお、各時間帯についての特徴も知りたいという方は以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
曜日に関係なく注意すべき時間帯3選
曜日に関係なく値動きが荒れやすく注意しないといけないのが、以下の3つの時間帯です。
- マーケットオープン
- 日本の早朝（オセアニア時間）
- 金融市場の休日（日本の祝日）
曜日に関係なく注意する時間帯①：マーケットオープン
1つ目がマーケットオープンです。
各市場が開く時間帯
各マーケットが開いた直後は早出勢の市場参入により、一時的なトレンドが発生することがあります。
それまで作られてきた値動きが否定される場合も少なくないので、戦略が立てにくくテクニカル分析が効きにくくなるんです。
大口の個人投資家や機関投資家は、前日までの値動きを見て、翌日の市場オープンの段階でどのような相場になるかを予測し、時には利確や損切りをする傾向にあります。
そのため、市場のオープン直後は大量の資金が動くため相場が荒れやすくなります。
さらに時間が経って取引が活発化してくると、オープン直後に作られた値動きが否定される場合もあり、予想が難しいので避けるようにしましょう。
なお、市場オープンの時間はこの記事で紹介している表を参考にしてください。
曜日に関係なく注意する時間帯②：日本の早朝（オセアニア時間）
日本の早朝（オセアニア時間）は市場参加者が少ないため、値動きが小さくなりがちです。
つまりテクニカル分析が効きづらくなります。
また、市場参加者が少ないということは1つの大きな資金が投下されただけで大きく価格が反応してしまいます。
相場の流れに関係ない突発的な値動きは負けに繋がってしまうので警戒すべきでしょう。
このように日本の早朝はあまりトレードがしやすい環境ではないので注意するようにしてください。
曜日に関係なく注意する時間帯③：金融市場の休日（日本の祝日）
普段会社員として働いている人はじっくり取引ができる祝日に取引をしたいと考えるでしょう。
しかし、祝日はあまり勝ちやすいとは言えません。
理由は金融市場が休日のため根本的に取引が少ないからです。
日本の早朝と同じでテクニカル分析が効きづらく、1つの大きな資金に左右されてしまうので取引はあまり好ましくありません。
もちろん日によっては大きく相場が動いている場合もあるので、その日の相場状況を確認しながら取引をしてください。
まとめ
今回の記事ではバイナリーオプションにおける各曜日の特徴から取引戦略、注意点を解説しました。
バイナリーオプションではわざわざ負けやすいタイミングでエントリーをする必要はありません。
勝ちやすいタイミングを知り、確実なエントリーをおこなうのが最も近い勝利への道のりです。
勝ちやすいタイミングを知るためにも今回解説したように為替相場の特徴はしっかり頭に入れておきましょう。
なお、この記事で解説したような為替相場の特徴を含む、バイナリーオプションの基本知識を学びたければ僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」という教科書を併せて読むことをおすすめします。
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