- バイナリーオプションが規制された理由がわかる
- 金融庁による規制内容がわかる
- 海外業者が使える理由がわかる
こんにちは!バイナリートレーダーの武田雄太です。
バイナリーオプションが金融庁に規制されたと聞いて、なぜ規制されたのか、どのような規制なのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事ではバイナリーオプションが規制された理由をはじめ、どのような規制なのかその内容まで詳しく解説します。
また、国内業者が金融庁による規制の影響を受ける中で、拠点が日本ではない「海外業者」は規制の影響を受けていません。
そのため、現在のバイナリーオプションで稼ぐためには海外業者の理由が必須と言われています。
ただし、海外業者を利用するのは不安を感じるという人もいると思いますので、併せて「海外業者は危険か?」というポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
なお、当ブログではバイナリーオプションの悩みについて無料で相談を受け付けていますので、バイナリーオプションについて悩みがあるという人は以下のボタンから僕に相談してください。
日本でのバイナリーオプション規制の理由
バイナリーオプションが金融庁に規制された最大の理由は「ギャンブルのように取引をする人が多かったから」です。
規制前は国内業者においても現在の海外業者と同じく、数分後の価格が購入時の価格より高いか安いかを当てるという仕組みでした。

その2択という仕組みがあまりに手軽であるため、ギャンブルのように取引をする人が後を絶たなかったというわけです。
結果として、このギャンブル性の高さが問題視され金融庁による規制がおこなわれました。
この規則は、金融商品取引法(以下「法」という。)第 2 条第 22 項第 3 号又は第 4 号に規定する店頭オプション取引であって、規則第2条(2)に掲げる金融商品等を原資産とし、個人顧客に向けて、継続的かつ反復して取引を行うことができる仕組みの店頭バイナリーオプションに関し、投資者による過度の投機的取引を予防し、投資者に適した取引を提供することなどにより、投資者保護を図り、同オプションを取り扱う会員の業務態勢を適切に整備するために必要な事項を整理、規定するものです。
つまり、規制された理由は、決してバイナリーオプション自体が悪いわけではなく、その仕組みの手軽さを勘違いしたユーザー側の問題というわけです。

金融庁による国内バイナリーオプション規制の内容
金融庁がバイナリーオプションを規制した理由がわかったところで、次に規制の内容について解説していきます。
規制の内容は主に以下の6つです。
- 総取りの禁止
- 短期取引の禁止
- 変動制によるペイアウト率の導入
- 2WAYによる価格提示
- 取引限度額の設定
- 口座開設時に知識テスト実施
規制内容①:総取りの禁止
総取りとは、判定時刻に負け判定となる価格帯が設定されていて、その価格帯で判定時刻を迎えると投資額は全額没収という取引ルールです。
ドル円の取引をしていたとして、12時55分の時点で
124.976円〜124.978円
の間であれば負け判定
総取りは業者が一方的に有利なルールであったため、金融庁の規制が入りました。
結果として、総取りが禁止されたことは投資家にとって有利な規制だと言えるでしょう。
規制内容②:短期取引の禁止
金融庁が規制する前は国内業者でも最短2分、5分、10分といった現在の海外業者のような短期取引ができました。
しかし、このスピードくじのようなすぐに結果が出る仕組みがギャンブル性を高めていると判断した金融庁は以下のような規制をおこないました。
- 判定時刻は最短2時間
- 1日の中で設定できる判定時刻の最大数は12回
金融庁は一回の取引時間を長くしたうえで、取引回数も制限すればギャンブル性は低くなると判断したというわけです。
一方でこの規制により、バイナリーオプションの「損益分岐点を超える勝率を維持していればエントリーをすればするほど儲かる」という最大のメリットが無くなってしまいました
規制内容③:変動制によるペイアウト率の導入
金融庁の規制によりペイアウト率の変動制が導入されました。
◆規制前の仕組み
予想が当たった場合:固定のペイアウト率
予想が外れた場合:利益ゼロ
◆規制後の仕組み
購入価格からどれくらい変動したかでペイアウト率が変動する
バイナリーオプションのメリットは価格の変動に関係なく「上がるか下がるかを当てるだけ」で固定された利益が発生するというものです。
しかし、規制後の仕組みであれば上がるか下がるかを当てるという要素に加えて、どれだけ値動きしたかという要素も加わっているので、非常に稼ぐための難易度が高くなっています。
正直、大きな値動きをすれば大きな利益が出るという点だけ切り取ればFXと同じような仕組みなので、それであればFXをやったほうが良いと言えるでしょう。
規制内容④:2WAYによる価格提示
金融庁が規制する前は価格提示が1つの価格のみでしたが、規制により「売り」「買い」の両方の価格提示に変更され、取引キャンセル時のポジション解消が可能になりました。

ペイアウト率の変動制を導入したことにより、FXのような仕組みになってしまったので、2Wayの導入が必要になったんです。
取引のキャンセルが可能になったことで、初心者の方でも気軽にトレードができるようになったため、この規制は良い規制だと言えます。
規制内容⑤:取引限度額の設定
規制前はいくらでも取引できたのですが、規制後は年間の取引限度額が口座ごとで管理されているため、どれだけ資金があったとしても限度額以上の取引ができないようになりました。
この規制により、ギャンブル依存症の人にありがちな資金を際限なく溶かしてしまうという危険性が低減されています。
規制内容⑥:口座開設時に知識テスト実施
ギャンブルのようにバイナリーオプションの取引をする人は基本的に投資に対する知識がありません。
投資に関する知識があればギャンブルのように取引をすることはあり得ません。
そこで、規制後は国内バイナリーオプションを始める際、投資に関する知識テストがをクリアしないと始められないという仕組みに変更されました。
テストをクリアできるくらいの人であれば、ギャンブルのような取引ではなく、投資としてバイナリーオプションに取り組めると判断できるので、この規制については投資家保護の観点からも良い規制だと言えます。
金融庁が今後規制緩和をする可能性は低い
今後規制は解除されるのか気になっている人も多いかと思いますが、残念ながら規制が緩和される可能性は低いでしょう。
僕がそう考える理由は以下の3つです。
- 一部業者による誇大宣伝が多いため
- 違法なシグナル配信が多いため
- メディアによる詐欺グループの取り上げ
規制緩和されない理由①:一部業者による誇大宣伝が多いため
バイナリーオプション業者の中には、「誰でもできる!」「短時間で稼げる!」など「仕組みが簡単=稼ぐのも簡単」とすり替えをおこない初心者が取引をしたくなる詐欺業者が存在します。
このような詐欺業者がいる限り、相場について勉強せず、誇大広告の言葉に流されて取引するとギャンブル的な取引をするトレーダーが多くなります。
その結果、損してしまいバイナリーオプションは危ないという認識が生まれてしまうのです。
すると、「バイナリーオプションは詐欺だ」「稼げない」という悪い口コミが広がるため金融庁も規制して投資家を保護する流れになってしまうんです。
この悪循環により、金融庁が規制を解除することはないと言えます。
規制緩和されない理由②:違法なシグナル配信や勝てないサインツール販売など詐欺が多いため
バイナリーオプションの世界には違法なシグナル配信をおこなったり、勝てないサインツールを販売する詐欺業者が存在しています。

◆シグナル配信とは?
エントリーポイントをLINEやメールを使って配信すること。
詐欺師の典型的な手法です。
◆サインツールとは?
エントリーすべきタイミングをチャート上に矢印を表示することで示すツール。
勝てるサインツールは本当に勝てますが、勝てないものは本当に勝てません。
シグナル配信や勝てないサインツールを販売する理由は、自分たちの指定する口座を開設してもらうことで詐欺業者が報酬が得られる仕組みになっているからです。
つまり、自分たちが配信するシグナルやサインツールで参加者が勝てなくなくても詐欺業者からすれば関係ありません。
当然、そんなシグナル配信やサインツールで勝てるわけがないのですが、簡単に稼げそうと思わせるには十分な仕組みなので、初心者はだまされてしまうケースが多いです。
このような詐欺業者がいる限り、バイナリーオプションの規制が解除されることはないでしょう。
なお、バイナリーオプションの詐欺手口はある程度パターンがあります。
以下の記事で詐欺手口について詳しく解説していますので、詐欺師に騙されないためにもしっかりと学んでおいてください。

規制緩和されない理由③:メディアによる詐欺グループの取り上げ
かつてSNSを使って大学生にバイナリーオプションで稼げるようになるという高額ツールを販売する「オプザイル」という詐欺集団が存在しました。
オプザイルは社会的問題になり、多くのメディアが取り上げたことにより、バイナリーオプション=詐欺というイメージが定着してしまったんです。
このようにバイナリーオプションを取り巻く環境があまり良くないことから今後も規制が緩和される可能性は低いと言えます。
規制のない海外業者危険?使ってはいけないのか?
バイナリーオプション規制により国内業者ではもはや稼ぐことは出来なくなりました。
なぜなら、国内業者は金融庁に規制されてバイナリーオプションの魅力である「シンプルなルール」と「短期間で利益を出せる」というメリットが無くなったからです。
そのため、バイナリーオプションで稼ぎたければ海外に拠点を置いているため、金融庁の規制を受けない「海外業者」を利用することが必須になってしまいました。
規制後の国内業者と海外業者を比較したものが下の表です。
国内業者 | 海外業者 | |
口座開設期間 | 1週間前後 | 最短当日 |
知識確認テスト | 有 | 無 |
判定時刻 | 最短2時間 | 最短30秒 |
取引回数(1日あたり) | 最大12回 | 無制限 |
ペイアウト率 | 変動制 | 固定制(1.7~2.3倍) |
海外業者であれば規制の影響を受けずに稼ぎやすいバイナリーオプションのルールで取引をすることが可能なんです。
ただし、海外業者を利用するということに不安を感じるという方もいると思います。
確かに危険なバイナリーオプション業者が存在することは事実です。
ですが、長年バイナリーオプション取引のサービスを日本人向けに提供している海外業者であっれば不安なく取引をおこなうことができます。
特に信頼性の高い業者として挙げられるのが「ハイローオーストラリア」という業者で、長年バイナリーオプション取引のサービスを提供しており、非常に高い信頼性を誇っています。
以下の記事ではハイローオーストラリアの評判について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ
今回は、金融庁による国内バイナリーオプション規制の理由とその内容について解説しました。
バイナリーオプションは、ギャンブル性が高いことで世界中から規制の対象となり、日本でも金融庁により規制され、国内業者は利益が出しにくい状況になってしまいました。
しかし、海外業者であれば規制の対象にならないため、リスク管理や相場の本質などをしっかりと学んだうえで利用すれば稼ぐことは可能です。
また、本当にバイナリーオプションを投資として取り組みたいのであれば、相場の本質をしっかりと学び堅実な取引をすることをおすすめします。
なお、当ブログでは、ギャンブルではなく真剣にバイナリーオプションに取り組みたい、学びたいという方に向けて、プロトレーダーである僕が執筆した「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」を無料プレゼントしています。
本気でバイナリーオプションで稼いで人生を変えたいという方は、ぜひこちらを利用して学んでみてください。