- スキャルピングとは何かわかる
- スキャルピングのやり方がわかる
- スキャルピングが危険な理由がわかる
こんにちは!バイナリートレーダーの武田雄太です。
皆さんは「スキャルピング」と呼ばれている手法をご存知でしょうか。
元々スキャルピングはFXの手法なのですが、バイナリーオプションについて調べているとスキャルピングについて出てくることがあるため気になっている人もいると思います。
そこで今回の記事では「そもそもスキャルピングとは?」という基本的な解説はもちろん「スキャルピングの取引方法」「そもそもスキャルピングをやるべきか?」といった内容まで詳しく解説していきます。
スキャルピングについて気になっている方はこの記事を読めば詳しく理解できますのでぜひ参考にしてください。
そもそもスキャルピングとは?
スキャルピングとは、FXにおける「超短期取引」の手法です。
1日の間に超短期取引を繰り返して少しづつ利益を積み重ねる手法
短期取引を繰り返して利益を出すという点ではバイナリーオプションと似ていますが、実際は考え方が同じなだけで全く違います。
違いを理解するためにまずはFXにおけるスキャルピングのやり方を理解しておきましょう。
FXにおけるスキャルピングのやり方
決済のタイミングを自由に決められて損益は値幅で決まるFXでは、一般的に価格が大きく動くと思われるタイミングでエントリーをして大きく動いたら決済をするという形で取引をおこないます。
つまり、価格が動かなければ決済をおこなわないため、1日に数回の取引をおこなうだけというのがFXの基本です。
一方でスキャルピングはそのようなFXにおいて1日に数十回〜数百回の取引を繰り返す手法で、例えば以下のように取引をおこないます。
上昇トレンドの場合
- 買いでエントリー
- 少し上がったら決済
- また買いでエントリー
- 少し上がったらまた決済
※下落トレンドの場合は逆になります。
トレンド中に長くポジションを保有していると単純なテクニカル分析だけでなくファンダメンタルズや経済指標の影響を受けやすくなるので、いつトレンド転換するかを見極めるのが難しくどうしても予想の難易度が上がってしまいます。
一方で細かくエントリーを繰り返すスキャルピングであれば損失を限定しながらトレンドが終わるまでに利益を積み重ねることができるのでFXで有効だと言われているんです。
バイナリーオプションのメリットも短期取引である特性から損失を限定しながら利益を積み重ねることができるというものなので、この点ではバイナリーオプションに近い考え方だと言えるでしょう。
バイナリーオプションでスキャルピングはできる?
スキャルピングはそもそもFXの手法ですが、バイナリーオプションでも擬似的にスキャルピングをすることができます。
- 転売を使ってスキャルピングをする方法
- ターボ取引を使ってスキャルピングをする方法
転売を使ってスキャルピングをする方法
スキャルピングは超短期取引かつ自分の好きなタイミング(価格が予想通りに動いたとき)にエントリーをするというものです。
これをバイナリーオプションで実現するための方法としてハイローオーストラリアに搭載されている機能の1つ「転売」を利用するやり方があります。
判定時刻が来る前に取引を強制終了して損益を確定することができる機能
なお、転売でスキャルピングをする手順は以下の通りです。
- エントリーをおこなう
- 利益が出たら転売で利益を確定させる
- 再度エントリーをおこなう
- 再度利益が出たら転売で利益を確定させる
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STEP1エントリーをおこなう
まずはハイローオーストラリアにログインしてください。
3分取引以上でエントリーをするとポジション画面の右端に「転売」が表示されるのでクリック。
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STEP2利益が出たら転売で利益を確定させる取引画面上に小窓が表示されるので表示された「転売する」をクリック
転売を使ったスキャルピングは上記の手順を繰り返すだけです。
注意点としては、転売をしてしまうと本来勝った時に受け取る予定だったペイアウト倍率よりも下がってしまう点で、利益が伸びにくくなります。
一方で負けてしまった際は通常の損失を負うことになるので、十分な利益を得るためには非常に高い勝率を維持する必要がある厳しい手法だと言えるでしょう。
ターボ取引を使ってスキャルピングをする方法
ハイローオーストラリアのターボ取引を利用すれば30秒・1分・3分・5分といった超短期取引をおこなうことができます。
スキャルピングと違って任意の時間で決済をすることはできませんが、実質FXにおけるスキャルピングと同じような時間になっているので、バイナリーオプションでスキャルピングをやりたいという方はターボ取引を利用するようにしましょう。
転売と違ってペイアウト率が下がるということもないので、利益も出しやすくなります。
バイナリーオプション業者はスキャルピングを禁止している
そもそもスキャルピングはハイローオーストラリアを含めた大半のバイナリーオプション業者で禁止されています。
禁止事項であるスキャルピングをおこなうと「口座凍結」という厳しい処分がおこなわれるので注意しましょう。
口座の利用に制限をかけられたり、最悪は強制解約され利益は出金できなくなる
ここからはなぜバイナリーオプション業者がスキャルピングを禁止しているのかその理由を詳しく解説します。
- サーバーに過負荷がかかるから
- カバー取引が間に合わないから
サーバーに過負荷がかかるから
注文→即転売を繰り返すといった本来バイナリーオプション業者側が想定していないような取引や短期間で取引を大量に繰り返すといった行為はバイナリーオプション業者のサーバーに過負荷をかけることになります。
バイナリーオプションは秒単位で勝敗が決まる取引である以上、サーバーに過負荷がかかり約定に時間がかかってしまうと他のトレーダーの取引結果に悪影響を及ぼします。
業者側としてはユーザーに対してより良いなサービスを提供する必要があるため、スキャルピングをしているユーザーを見過ごすことはできないというわけです。
カバー取引が間に合わないから
ちなみにバイナリーオプション業者だけでなく、FX業者でもスキャルピングは禁止している場合が多いです。
その理由がサーバーに過負荷がかかることに加えて、カバー取引が間に合わないからです。
顧客が取引をした反対に金融機関が売買をおこない、残高を調整すること。
金融機関側のリスクヘッジのためにおこなう。
FX業者はこのカバー取引を利用して価格差で利益を出しているのですが、スキャルピングで大量に取引をおこなうとカバー取引が間に合わなくなってしまうのでその分FX業者が損失を負うことになってしまいます。
つまり、FX業者はスキャルピングをされるほどリスクを負う機会が多くなるので禁止しているというわけです。
スキャルピングはバイナリーオプションの手法ではない
ここまでスキャルピングについて詳しく解説してきましたが、結局のところスキャルピングはFXの手法であり、バイナリーオプションの手法ではありません。
そもそもバイナリーオプションでスキャルピングをおこなうためにはどうしても「転売」を利用する必要がありますが、転売を利用すると判定時間まで取引をした場合に比べてペイアウト率が下がってしまいます。
つまり、スキャルピングを繰り返しても微弱にしか利益を積み上げることができないので、結局終わってみれば普通に取引をしていた方が稼げていたなんてことはよくあることです。
獲得した値幅で利益が決まるFXであればあまり関係ないですが、利益はペイアウト率で決まるバイナリーオプションにおいてはペイアウト率が下がるというのは致命傷だと言えるでしょう。
バイナリーオプションはそもそも短期取引なのですから転売を使って無理やりスキャルピングをする必要はありませんし、口座凍結のリスクを犯すほどのメリットはありません。
バイナリーオプションで稼ぎたければ、損益分岐点を超える勝率を維持して真っ当に取引を繰り返すのが一番の近道です。
まとめ
今回の記事ではスキャルピングについて解説しました。
僕の見解としてはバイナリーオプションでスキャルピングは絶対にやるべきではありません。
インターネット上ではスキャルピングがバイナリーオプションの「攻略法」といった形で紹介されていることも少なくありませんが、バイナリーオプションでスキャルピングをやったとしても結局勝てるようにはなりませんし、うまくいってもほぼ利益は出ないでしょう。
スキャルピングをやるために労力を使っている暇があれば、その時間を利用してバイナリーオプションについて正しい知識を学び、努力を繰り返すべきだと思います。
もしあなたが今後真剣にバイナリーオプションに取り組みたいと考えているのであれば、僕が書いた「世界一わかりやすいバイナリーオプション入門書」が役に立つはずです。
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