- なぜハイローオーストラリアが撤退すると言われているのかわかる
- ハイローオーストラリアが撤退する可能性についてわかる
- ハイローオーストラリアの撤退が噂された理由がわかる
バイナリートレーダーの武田雄太です。
インターネット上でハイローオーストラリアについて調べていると「ハイローオーストラリアが撤退する」「ハイローオーストラリアが潰れる」という噂を目にしました。
そこで今回は、ハイローオーストラリアが撤退するというのは本当なのか、噂の真相を徹底気に解説していきます。
この記事を読めば、ハイローオーストラリアが撤退するという噂の真相が分かりますので、バイナリーオプションをやっているトレーダーは必ずチェックすることをおすすめします。
なお、バイナリーオプションについて直接相談に乗って欲しいという方がいれば以下のボタンから無料で相談を受け付けています。
ハイローオーストラリアは本当に撤退するのか?噂の原因は?
結論から言うと、ハイローオーストラリアが現時点で撤退することはあり得ません。
また、2021年現在もハイローオーストラリアの利用者数は右肩上がりに増加しています。
では、なぜハイローオーストラリアが撤退するという噂が流れているのでしょうか?
その理由は以下の3つです。
- EUでバイナリーオプションが全面禁止になった
- オーストラリアで規制が強化された
- ハイローオーストラリアの運営会社が変わリ、口座移行がおこなわれたから
EUでバイナリーオプションが全面禁止になった
実は、2018年にEUでバイナリーオプションそのものが全面禁止になったんです。
なお、EUでのバイナリーオプション禁止は以下のような流れで実施されました。
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STEP12016年
ベルギーとオランダでバイナリーオプションの禁止が決定
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STEP22017年
マルタ共和国でバイナリーオプションの禁止が決定
※ヨーロッパ以外の国ではイスラエルとカナダで禁止が決定
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STEP32018年
EUを監視監督している欧州証券市場監督局(ESMA:European Securities and Markets Authority)がバイナリーオプションの全面禁止を決定
ドイツでバイナリーオプションの禁止が決定
ここまでが、EUでのバイナリーオプション全面禁止の流れです。
その後も2019年にポーランド、アイルランド、キプロスでも全面禁止がおこなわれています。
このようにバイナリーオプション禁止・規制の動きがEUはもちろん、世界的な規模で広がっていることでバイナリーオプション自体が出来なくなり、ハイローオーストラリアも撤退すると言われているようです。
オーストラリアで規制が強化された
2019年にオーストラリア証券投資委員会(ustralian Securities and Investments Commission)が「バイナリーオプションの禁止及びCFDの取引制限に関する規制策案」という規制策を発表しました。
元々ハイローオーストラリアは、2019年6月までオーストラリアに所在地を置く会社(HighLow Markets Pty.Ltd)によって運営されていました。
しかし、この発表によりハイローオーストラリアは、今後オーストラリアに所在地を置いた状態で従来のバイナリーオプションサービスの提供が厳しくなると判断し、規制が及ばないマーシャル諸島共和国の新会社(HLMI Ltd.)へサービス移管をおこなったんです。
新会社設立によってドメインもHighLow.netからHighLow.comへと変更がおこなわれ、口座移管も行われました。
このようなオーストラリアの規制強化の動きもハイローオーストラリア撤退の噂の原因となっているようです。
ハイローオーストラリアの運営会社が変わリ、口座移行が行われた
ハイローオーストラリアの「HighLow Markets Pty.Ltd」から新会社「HLMI Ltd.」へ運営会社を変更により、取引サーバーのドメインが変わったので、僕たちユーザーも従来の口座から新口座へ移行手続きをおこなうことになりました。
◇口座移行時におこなわれたこと
- 2019年9月までに移行手続きを完了すると口座残高、取引履歴、キャッシュバックの金額が移行される
- 手続きをしないユーザーは登録している銀行口座へ強制的に返金される
ちなみに当時のメールはこちらになります。
進捗する前に、以下を最後までお読み下さい。
お客様
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
ハイローは、常日頃お客様へのサービスの向上に努めており、
お客様が快適にお取引をお楽しみ頂けますよう願っております。
私達の近年の事業運営ならびに、将来の企業戦略につきまして社内にて検討を重ねましたところ、
弊社のオーストラリアのビジネスをより一層、法的な要求事項に順守していく事を目的に、
幾つかの企業の改変を行う事を決断いたしました。
2019年の6月16日より、ハイローマーケッツとしましては、
オーストラリア居住以外のお客様への金融サービスを終了する旨となりました。
オーストラリア以外の国へのサービスの停止は、より一層、
日本のお客様へ手厚いサポートをご提供していくことに特化するため、
ビジネスの再配置を図ることとなりました。オーストラリア居住以外のお客様に対しましては、
第三者機関が代わりにオプション取引を以前と変わらぬ方法にて提供していくことで、
当ビジネス移管を進めさせていただくこととなります。
お客様は以下の条件に従っていただくこととなります。
今後は、マーシャル諸島共和国の事業会社法の規定のもと認可を受けている
株式会社 HLMI Ltd, (会社番号 100959)からお取引していただく事になります。
取引上の機能性、取引口座における特徴につきましては、以前の状態からの基本的な相違はございません。
お客様が以前に使用されていた取引口座内での情報がそのまま維持されており、
最後にお取引いただいた状態から継続して、お取引をして頂くことが出来ます。
お客様により楽しんでいただくために、新しい機能がHLMI Ltdによって追加される予定となっております。
詳細につきましては契約条件、目論見書、個人情報保護方針等をお読みください。
なお、これらの利用規約を必ずお読みいただき理解したうえで、
本ページの下部にある「口座を移行する」ボタンをクリックしてください。
そしてHLMI Limitedによって発行された利用規約に同意していただくことが求められます。
最後に、お客様の個人情報を更新して頂き、お取引を再開して頂くことが出来るようになります。
HLMI Ltdへ口座移行を希望されない方は、
全資金の出金依頼を行っていただき、口座解約する必要がございます。
口座移行を選択して頂くことによって、HLMI Ltdより多くの特典が付与される予定となっております。
詳細につきましてはHighLow.comをご覧ください。
HighLowをご利用頂き、誠にありがとうございました。
今後は HLMI Ltdのご利用にて素晴らしい体験を継続して頂くことを心よりお祈り申し上げます。
ハイローオーストラリア
流石にこのようなメールがいきなり来れば、誰もがハイローオーストラリアが撤退するのではないかと疑いますよね。
結果としては、新会社に移行後も従来通りのサービスが提供され、ハイローオーストラリア が撤退することはありませんでした。
ハイローオーストラリアが確実に撤退しない理由とは?
僕は冒頭ではっきりと「ハイローオーストラリアが撤退することはない」と言い切りました。
しかし、ここまでハイローオーストラリアの撤退の噂を見ていると、なぜそこまで言い切れるのか?と思った人も多いのではないでしょうか?
もちろん僕がハイローオーストラリアが撤退することはないと考えているのには、ちゃんとした理由があります。
僕がハイローオーストラリアが撤退しないと考えているのは以下の理由からです。
- ハイローオーストラリアの収益は伸び続けている
- 2013年、2018年、2019年、2020年と撤退の噂は何度もある
- 日本の金融庁も禁止ではなく規制の方向
ハイローオーストラリアの収益は伸び続けている
直近に至るまでハイローオーストラリアの口座開設者数は右肩上がりに上昇し続けています。
つまり、現実的には、バイナリーオプションを始めようという人は増え続けているんです。
また、バイナリーオプションをやったとしても全員が勝てるわけではありません。
ハイローオーストラリアの利用者のうち7割程度が負けていると言われています。
そして、運営会社であるハイローオーストラリアの利益は、トレーダーが負けた時の資金です。
これらの状況を合わせて考えていくと、ハイローオーストラリアは右肩上がりで収益を伸ばしていることになります。
このような収益性の高い事業をわざわざ手放すわけがありません。
どのような状況になっても、ハイローオーストラリアは運営を続けようとするはずです。
2013年、2018年、2019年、2020年と撤退の噂は何度もある
そもそもハイローオーストラリア撤退の噂は今に始まったことではありません。
2013年頃から現在に至るまで何度も噂されているんです。
2013年:日本の金融庁がバイナリーオプション規制を導入
2018年:EUでのバイナリーオプション全面禁止
2019年:ハイローオーストラリア口座移行
2020年:アナウンスなしでの503、504エラー頻発(改善済)
2021年:アプリのログイン障害発生(改善済)
このように幾度となく撤退の噂が出ているのに現在も問題なく営業している事実を考えると、撤退するという噂はあくまで噂の域を出ないと考えるべきでしょう。
日本の金融庁も禁止ではなく規制の方向
先ほどの時系列でも登場しましたが、2013年に日本の金融庁は国内のバイナリーオプション業者に対して、バイナリーオプション規制を導入しました。
国内のバイナリーオプション規制
- 最低判定時間2時間(短期取引の禁止)
- スプレッド取引禁止(総取りの禁止)
- ペイアウト倍率固定の禁止(価格差によって変動する)
- 価格は「買い」と「売り」の2つを提示
この規制により国内業者はバイナリーオプションのメリットが無くなってしまっているのが、日本人でもハイローオーストラリアを利用する人が多い理由のひとつです。
しかし、冷静に考えてみてください。
これはあくまでも「規制」なんです。
EUの国々など「全面禁止」としているところも増えてきている中、日本の金融庁はあくまで「規制」に留めています。
つまり、金融庁としては、バイナリーオプションを禁止する方針ではなく規制をかけて保護をしていくという方針だと思われます。
このことから考えても日本国内でバイナリーオプションを禁止されるということは、現実的ではないといことですね。
ハイローオーストラリアは金融庁からの警告を受けている
日本の金融庁は、規制導入後にハイローオーストラリアをはじめ、海外バイナリーオプション業者など金融庁の認可を受けていないバイナリーオプション業者に対して警告を出しています。
この事実を撤退の理由と考えている人もいるようです。
ただし、ハイローオーストラリアが日本の金融庁の認可を受けないのには理由があります。
◇金融庁の認可を受けない理由
国内バイナリーオプション規制に縛られてしまい、1分取引や5分取引、固定のペイアウト率など従来のバイナリーオプションサービスを提供できなくなってしまうから
このようにハイローオーストラリアとしては金融庁の認可を受けたくないわけではなく、従来のバイナリーオプションサービスを提供するために認可を受けていないということです。
ちなみにこれはバイナリーオプションだけの話ではなくFXでも同じで、FXにおいても国内では様々な規制がかけられているため、海外FX業者は日本の金融庁の認可を受けようとしません。
以下は金融庁から警告を受けた無登録業者の一覧表ですが、バイナリーオプション、FX問わずほとんどの海外業者が警告を受けています。
現在もほどんどの業者が営業を続けている事実を考えると、金融庁から警告を受けているという事実は気にする必要はないと言えるでしょう。
まとめ
今回は、ハイローオーストラリアの撤退の噂について撤退的に解説してきました。
ハイローオーストラリアの撤退の噂は色々ありますが、僕自身はハイローオーストラリアが撤退することはあり得ないと思っています。
その理由は以下です。
- ハイローオーストラリアの収益は伸び続けている
- 2013年、2018年、2019年、2020年と撤退の噂は何度もある
- 日本の金融庁も禁止ではなく規制の方向
このようにハイローオーストラリアが撤退するという噂に関しては、心配する必要はなく、今口座開設をしようか迷っているという人も安心してバイナリーオプションを始めて良いと思います。
もし、どうしてもハイローオーストラリアの撤退の噂が心配な人は、「利益が出たらすぐにこまめに出金する」癖をつけておけば問題ないと思いますので、ぜひ今後も安心してバイナリーオプションをやってくださいね。
ハイローオーストラリアで口座開設をしていないという人は、ぜひ以下のボタンからおこなってみてください。(口座開設は3分で完了するうえ・無料です。)